映画:The Human Stain

邦題「白いカラス」。なんだかヒネったつもりなのかも知れないけど、まるで意 味不明でセンスのかけらも感じられない邦題。いいじゃん、The Human Stainで。 アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、ゲイリー・シニース、エド・ ハリス。おー。すごいキャスト。見ねば!NHK BS2の放映である。

見始めてから10分後くらい。「? これ見たことあるよね?」

まったく、いつ見たのか、どこで見たのか記憶にないのだけど、確実に見た。俺 の脳ミソは揮発性メモリか。さて、この映画の「絵」は醜い老人(アンソニー・ ホプキンス)と美しく艶めかしい女性(ニコール・キッドマン)のコントラスト でしょうか。この老人は外見も内面も醜さで満ちている。もちろんそれは人間の 弱さが露呈しているのであるが、いずれにしてもタイトルの通りHuman Stainな のである。アンソニー・ホプキンス演ずる老人のみならず、ゲイリー・シニース 演ずる作家、ニコール・キッドマン演ずる捨て鉢な女性、エド・ハリス演ずるベ トナム帰りの老人、全員に共通するテーマである。

エンドロールに入った瞬間の印象は「なんだかイヤだな…」というものだった。 もちろんそれは作品の意図する問題を思った時に感じる印象なのであって、映画 としては秀逸であることは言うまでもない。


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Hidenobu Arimoto, <arimoto@gentei.org>
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