風邪

風邪のひき方というものにも個性があると思う。わたしの場合、まずはじめにの どが痛くなる。イガイガとかゆくなる。ほどなく熱が出る。寒気がして体中がダ ルくなって寝込む。熱が下がると鼻水が出る。間もなく咳が出る。鼻水&咳がし ばらく続いて、のどの奥にデロデロの痰が絡むようになると終盤。そのうち痰も 出なくなりおしまい。・・・というのがこれまでの定番だった。あ、きた。とか、 ここが山場だ。とか、もう終わりだな、という流れがわかる。水戸黄門を見てい るようなものである。ワンパターン。マンネリ。

ところが最近様子が変わってきた。いきなり鼻水から来たりする。番組開始早々 助さん角さんが悪者相手にチャンバラを始めるようなものである。先が読めない。 熱は出るのか。のどは痛くなるのか。越後屋が悪代官に袖の下を渡したり、正直 者の職人が騙されてひどい目に遭ったりするのか。八兵衛が「いや あご隠居、この旅館はサービスがいいですねえ」とか言ったりする のか。

いや、まあ、つまり実際風邪をひいたのだが、ここまでの流れは「鼻水(ダルい)」 →「咳」→「痰」で、体はラクになってきたからこれで終盤だと思う。いつもの 「のどの痛み」と「熱」がカットされてしまったようだ。

今までは、すぐに治る風邪でも長引く風邪でもストーリーはきっちり押さえてあっ たのに、どうも最近おかしい。歳のせいなのだろうか。しかしまあ熱が出なくて 良かった。


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Hidenobu Arimoto, <arimoto@gentei.org>
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