GTSOC ツーリング#1

GTSオーナーズクラブ恒例の春の1泊ツーリング。今回も駒ヶ根方面へ。


〜集合(談合坂)

朝、いきなり雨。GTSOCで走りに行くときはかなりの確率で天気が悪い。誰が雨男なんだ? という話は、まだ新参者のわしにはみんなの前では言えない。

中央道談合坂SAに8:30集合。わしの家から中央道へは、結構出にくい。今日は多摩川土手の道→鶴川街道→甲州街道→調布IC。すり抜けしにくい幅の道が多いので、結局ICまで1時間以上かかった。今回はパニア付きだし。

この天気の中、バイクはすごく少ない。いつもならレミングの用に西を目指しているのだが。
どうにか集合時間ぎりぎりに談合坂に着くと、それでも結構な数のバイクが集合していた。雨でも走るようなやつっていうと、 Photoこんなやつら Photoこんなやつら。そして、 Photoこんなやつら

久々の面々と近況や変更点なぞを話しながら、しばし談笑の後、出発。


談合坂〜佐久(昼飯)

しかしこの集団、大雨だというのに、容赦なくぶっ飛ばす。須玉で降りるまで、ぬうわ巡航キープ。先頭で引っ張る大将がブッチブチに切れてるんだよな。

笹子トンネルを抜けたら、雨が降っていなくて路面がドライだった。

「見ろよ、来てみるもんだぜ、ヘイヘイ」


とか思って調子に乗っていたら、次のトンネルの向こうはまた雨だった。がびーん。

関西組とは夕方駒ヶ根で合流ということで、関東組は独自のツーリング。
鯉を食おうということになって、須玉からR141で佐久まで行き Photo鯉料理屋
Photoついた。 中は Photo個室ばかりで、料理は Photo鯉づくし。 鯉って、刺身で喰うことは多い。刺身の鯉はゴリゴリしているので今まで気付かなかったけど、実は結構脂っこいのね。そんで、あんまり上品な味じゃない。美味いんだけど大味っていうの?
なんか全然足りんので、「お代わりしませんか〜?」と賛同者を募ると、みんな、

「眠くなるからいーや」


とかのたまう。くそー、若さがねーよ。もっと飯喰おうよ。とか思ったけど、みんなが眠くなってるところを待たせて一人でバクバク喰ってるのもナンなので、我慢した。一服して、なんだか腹一杯になったような気がした。そいや、この集団、ヤニーズが多い。
ヤニ喰うしとは、小食か?と、一瞬思ったが、絶対それはないよね。甲斐さんとかいるし。

店を出ると、実は両側に池があって、底が見えないほどの量の鯉が泳いでいた。うおーこいつら全部喰われちゃうんだー(One of them を喰ったんだー)。と思い、しばし感慨にふける。


麦草峠

昼飯後も一向に天気は好転しない。でもR299麦草峠(旧国道最高地点)行くという。まあ凍ってさえいなければ濡れた路面なんかどこも一緒なんで、わしは全然かまわん。それに、わしのGTSは空気が薄いほど調子がいいのだ。
しかし、はたと気が付いた。

「タイヤの皮むきが終わってない」

先週Fタイヤ換えてから、ちゃんと寝かせて走ってないのだ。これはまずいかも知れない。
(3秒後)
「まいっかー」


無線を使えるのが大将と、田口氏とわしの3人。大将は雨だろうが林道だろうが、「何人たりとも俺の前を走らせねえ」タイプ。あっという間に居なくなる。GTSジム屋の重富氏も一緒に消えてゆく。二人は完全なリーンウィズで何事もないようにコーナーをクリアしてゆく。モトテク出身という白バイの渡辺氏も派手な体重移動をしながら消えた。でもケツが落ちてる割には肩が真ん中に残っちゃってるんで、あんまり意味無いすよそれ。わしも最近までそうだったけど。

わしの前はコーナーは苦手という中村氏。それでも、抜くにはちょっと余裕がない程度の良いペースで駆け上がっていく。2台で中間グループを結成。いろいろポジションやら荷重やらを確認しながら、タイヤの端の方使わないようにそろそろと走る。

後ろグループは最初からケツ持ち宣言している田口氏と、あまり乗ってないので慣れてないという渡辺氏。渡辺氏は2人居るのだが、明確な識別方法が確立されていないのだ。

雲の中ではあるが、視界はそれほど悪くはない。麦草峠近辺には両側に雪が残っていた。

下りになると路面は悪化。ヒビを埋めるアスファルトの帯がタイヤを容赦なく滑らす。RIDERS CLUBに書いてあったように目一杯ケツを引き、リヤブレーキ併用でリヤ荷重とトラクションをキープしながら降りてゆく。まだ全然スムーズに行かない。高低差のあるヘアピンがどうしても前荷重になってしまって難しい。カッパのせいでシートが滑る。ニーグリップしすぎるとケツの荷重が抜けてしまう。
でも、失敗しても、安全マージンが十分残っているレベルにはなってきた気がする。
雨も練習にはなるね。


諏訪〜駒ヶ根

諏訪ICから再び中央道に乗り、駒ヶ根へ。みんな冷や冷やモードから解放されて、また雨の中ぬうわでぶっ飛ばす。空はだんだん明るくなり、駒ヶ根に着く頃には雨はほぼ上がっていた。
そのまま宿泊のかんぽの宿へ。

関東組が到着すると関西組も丁度着いたところだったらしい。時間の守られ具合が某mlとはだいぶ違う。でもこれは通信手段の差なんだろうな。
で、 Photoやあやあ、お久しぶり。てな具合。関西組は3台。全員パニア付き。関東は2/7がパニア。

駒ヶ根のかんぽの宿は、ICからかなり近い。そして、すごくいい。
予約されていたのは、コテージ。その他に、もちろんちゃんとした宿泊施設もあるし、据え付けのテントと持ち込みのテントサイトもある。
駐車スペースも十分だし完全舗装だしで、バイクにも優しい(屋根はないけど)。

コテージは6人まで寝られる。奥の部屋に2人、ロフトに4人分の、ちゃんとしたベッドがある。居間には台所とテーブル、テレビもあり、食器や鍋類も完備。便所も風呂もある。便所はウォシュレット付のボットン便所で、エアコンはなぜかヤマハ発動機製だ!
居間のテーブルを片付けて寝袋組がゴロゴロすれば15人くらいは快適に泊まれそう。これで一軒一泊18000円也。
g20に持ってこいだね。温泉も近い。


風呂〜晩飯

GTSOCはあんまりアウトドア派じゃないので、晩飯は外に食いに行った。

まずは風呂。バイクで行くっていうんで、どこまで走るんだろうと思っていたら、エンジンも暖まらないうちに着いた。
Photoこまくさの湯だそうだ。
根性があれば、宿からは歩いても行けるかも知れない。

晩飯は、駒ヶ根の駅の反対側、なんかクネクネと進んだ住宅街の中にある、大将お薦めの Photoベンガル料理屋だ。が、要はカレー屋。ライスとナンとサフランライスに、10種近いカレーをつけて Photo喰う。なるほど美味い。でもそこいらのインド料理やとほとんど変わらんのであった。
が、例によって腹が満たされない。これ以上の飯を頼むと別料金だという。カレーは結構辛いようで(わしは全然辛いと思わなかったけど)、みんなカレーに対してご飯を大量消費してしまい、カレーばかり残った。残った喰いモンはそんなカレーばかり。

「仕方ねえ、これを喰うか・・」


ええい面倒臭え。全部混ぜちゃえ! で、全種類の残りを混ぜたら、なんだかフツーのカレーっぽい味になった。カレーってスパイスのバランスで特徴が出てるだけだから、いろいろ混ぜると平均的な味になるのね。また一つお利口になった。

奇異の視線を浴びながら、ご飯無しで結構な量のカレーを平らげた。
これで一人2500円だって。ラッシーやらチャイやらデザートも付いているが、高いね。雰囲気は良いが飯が出るのが遅い。結構繁盛してるみたいだったけど、やっぱり東京のサービス基準に慣れてしまうと、もっとがんばれって感じだ。


宴会

宿に戻って、軽く飲み。神戸の中元さんから、神戸ビールの差し入れ。ごちです。あれ、キリンの地ビールなんすね。缶に書いてある住所が東京で不思議な感じ。
つまみは、懲りずに鯉。それから馬刺。馬の○玉。あと乾物類。
恒例の自己紹介一周している内に、なんだか腹が落ち着いてしまってみんな酒もエサも進まず、結構余ってしまった。

海老名の渡辺さん(白バイじゃない方)がネタ披露。今後のカスタム草案(完成予想図)だそうで。合成写真になっててすげーリアル。既にバイク屋もノリノリで、パーツも入り始めているとか。するってえと前後・・ですか。おっと口が滑った。考えることは皆同じですな。でもホントにやるしとは、すげえ。:-)

日も変わった頃、今後のクラブ運営の話に。わしはメンバーの規模もこんなもんだし、春秋のツーリングだけで十分だと思うんだけど、大将はちと物足りなそう。

YAMAHAのクラブってのは、YDSをはじめとして立派なクラブが沢山ある。YAMAHAの各クラブが共同運営しているYAMAHA CLUB MEETINGてのが毎秋にあるんだが、それに参加するには運営と活動がかなりしっかりしてないとならない。大将はその辺に拘りがあるみたいなんだけど、バイクが同じだけで乗る目的はみんな違うから、あまりツルみ過ぎるとお互い苦痛だと思うんだけどね。
走ってるときはマシンが一緒だとペースがみんな同じで楽チンなんだけど。

そもそもオーナーズクラブなんて、金持ちの暇爺の道楽で、貧乏サラリーマンには馴染まんのよね。みんなが欲しいのは情報。それにはmlで十分なんだけど、どうも大将はそこが気にくわないらしい。mlから派生したクラブのことなんか、もうけちょんけちょん。
わしもmlとオーナーズクラブは違うと思います。でもどんな組織でもこれからは運営がネット上中心になって行くんじゃないでしょか。

外ではまた雨音。時々ゴロゴロと嫌な音も聞こえる。

そんなこんなで、お休みなさい。先週あまり寝てないから、眠い。

次の日へ

ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org