歯医者その後

銀歯が取れるのにはわけがあるってこと。
普通ガム噛むだけじゃ取れないもんね。キャラメルはやばいけどとんと喰わないしな。

元が深い虫歯だったので掘った穴をセメントで埋めてあってその上に銀歯がかぶせてあるような構造だったらしいのだが、銀歯と歯の境界付近の歯がちょっと欠けてしまっていて、隙間から中のセメントが溶け出して中に隙間ができてしまっていた。それで辛うじて貼りついていたところにガム攻撃で敢え無く降伏したということ。

隙間の周囲はまた虫歯になってしまっていて、「年明けにちゃんと治そう」ってことでとりあえず全体にセメントを被せられて終わった。あーあ

そういえば、銀歯の縁が引っかかるような感は随分前からあったのだ。そういう異常とは思ってなかった。
ちょっとでも違和感あったらちゃんと検査した方がいいってことだね。
行かないけど。

レントゲンマシーン

「以前歯医者にかかったのいつですか」って聞かれたので、「2年前くらいかな」って答えたら、初診だし「親不知もまだあるし全体をちゃんと撮って調べておきましょう」ってことになって、全体のレントゲンとることになった。小遣い稼ぎ路線に一歩足を踏み入れたわけだ。でもまあちゃんと見ておいてもらった方がいいかな的意識にならしめられているので承諾。
動機付けは霊感商法と同じなんだな。

さてはて、普通歯医者のレントゲンて、フィルムを口の中に入れて寝たままガーてやるんだと思ってたら、

別室に通されて鉛のエプロンをかけられた。

別室には座るところはなく、胸部X線と同じように立ったままやるみたいなのだ。でも体を当てる場所はない。部屋丸ごとX線の海になって被曝するのかーと不安が過ぎる。

見ると、立ったまま、顔の高さに眼科にあるような顎と額を当てて顔を固定する器具がある。困ったことに眼科はとってもベテランなので、説明される間もなく頭をセット。そしたら、なんか棒が伸びてきた。

「これ咥えて、歯をこの溝に当ててください」

怪しい。非常に怪しい。まあこれで被写体(歯)の位置を固定するんだねと納得してセット。

そしたら、医者のやつ、出ていってしまった。機械にこれで撮影します的な部位がないので部屋ごと被曝が再び頭を過ぎる。非常に不安。

数秒後・・ぐおんぐおんぐおん・・・

う、上から来やがった〜

頭すれすれの位置で頭を挟み込むように2枚の板が。そしてその2枚が仲良く頭の回りをゆっくり一周。
宇宙人に拿捕されて検査されているような異様なシーンだ。こ、恐え。

板は再び上に去っていき、医者が入ってきた。

わし:「すげえ機械っすね」
医者:「んふふ・・・」

おい、よかならぬこと企んでるんじゃねーだろうな。

ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org