q20(5日目)

心配していなかった天気も見事に晴れ。
でもイマイチ夜は曇りで気温が下がらなかったのか、夜露も降りずに楽チン撤収し、今までより早目の6:30に出発できた。
ぼちぼち活動を始めた他のキャンパーの、いつもと同じ「もう行くのかよ」という視線を受けながら。

今日は宮崎まで帰るのだ。予定では、バイクでは未踏地の国東半島を走って別府へ抜け、あとは適当なコースで消化試合。
そんなわけでまずは日が高くならないうちに国東半島走ろう。

国東半島

これって真ん丸なんで、先っちょとか無いし。まわり一周するのも芸が無いし。仕事では車で周囲走ってるし。
でもその内側に例によってあるんですよ、

広域農道

オレンジロード全長55km。これは長いぞ。
でもこれもなんかアホなルートだよなあ。ここは南側だけ走ることにししよう。国見までのR213は早朝で爽快。朝走れば大概のところは気持ち良いんだろうな。
国見から大分県道31号を真直ぐ南下して半島の真ん中の山を登る。山のてっぺんを回り込む県道29がまたいい感じのワインディングで、これは結構気持ちよいですお勧め。
路面は珍しくないけどブラックマークばりばりの地元車練習場みたい。

そういえば、3日目の長崎県道204号だったかな。さらっと流してしまったけど、コーナー毎にバーストしたタイヤ片が散らばってたな。あんな激しいところは見たこと無かったなあ。
そこ走ってるやつがみんな貧乏なだけか?

とか無駄な回想シーン。

県道29で半島の東に下りてオレンジロードへ。

つまんねえ

見通し悪いし景色悪いし、路肩草ボーボーで、この道はダメっす。さいなら。


湯布院

別府の手前で軽い朝飯+今後のルートを考える。
別府から由布院に抜ける道、Myベスト3ロードの一つなんよね。やっぱりちょっと行っておこうかな。
別府から脇道にそれて由布岳の裏側、県道616,617を通って県道11号日田往還でまた別府方面に戻ってくる。


きもちいー


ほげ岩

これも去年の8月5日以来の懸案事項。ぜひ行っておきたいと思ってたところ。

志高から適当に山の中の道を繋いで南下、ほげ岩のある三重町の県道45号を目指す。
ところでガソリン無いやん。R57朝地辺りで入れられるかと思ったらGS無し。ちょっと進んでR502に入るが問題の県道45の入り口を過ぎても営業しているGSが見つからない。もう前回の給油から170mileぐらい走ってるぞやばい。
アテにならないとはいえ、警告灯の点灯からはあまり距離走ってないので、極端なエコランはしないものの、日曜日で営業してるGSが少なくて、どこまで行けば給油できるかわからない。
泣きそうになりながら国道から外れられずに直進を続けると、三重町の中心まで来てやっと1軒のENEOSが営業してた。客が溢れてる。
もっと頑張れ大分県。

幸いそのへんから県道45に抜ける近道があったので、ほげ岩目指して駒を進める。
とても綺麗な渓谷で、水が猛烈に綺麗っぽい。あちこちで家族連れが泳いだりBBQかなんかやってる。いいなあ。
でもぜったい上流の少年は川の中で放尿してるぞ。ちょっとでも上流じゃないと危険だぞ。

さて、そろそろのはずだけど。。


あった!

おおーバス停とはイカス。
近くの案内板をみると、なにやら

この渓谷のことをほげ岩というらしい

なんだよー、今まで見てきたの全部ほげ岩かよー。てか、写真取れなかったじゃないかー。
と嘆いていたが、バス停近くを探すと(むしろ真正面)


これが由来の岩らしい

やー目的は果たした。これで安心して家に帰れる。


ととろバス停

となりのトトロの話の舞台はここではないはずだが?ちょっとした観光スポットになっているバス停がある。
どうやら別の由来で「轟(ととろ)」という地名になってて、そういう名前のバス停が先にあって、たまたま鬱蒼とした森の中だったもんだからそこにトトロのハリボテとかいっぱい置かれちゃって観光地になっちゃった。
これは今回は寄らなかったんだけど、ほげ岩を過ぎてととろバス停のある県道6号に向かっていると、県道45は鬼畜な修行道に様変わり。去年、とても広くて綺麗な宇目小国林道を走っていてこの県道と交差してるので、とんでもない道だってのは知ってたけど、どっちが林道だかわかんねーよ。

で、その林道と交差する直前くらいで、長崎ナンバーの乗用車が立ち往生してた。迷ってるらしい。

「ととろのバス停はこっちで良いんですか?」

へい合ってますよ。この先広い林道と交差して、こんな感じの道をあと5km程行くと別の県道に出るので、それを左。トータルあと10kmくらいすね。
地元でもないのに、懇切丁寧に案内できるってすごいなあ、わし。
抜いてったバイクが川崎ナンバーでびびるに違いない。

でも暫く行った先の分岐で自分が自信なくなった。
念のため地図で確認。してたらその車に追い抜かれた。

県道6号に出たところでまたその車立ち往生。はいこの道でええすよ。左あと5kmくらいすー。
再び追い抜いて少し行くと、「バス停あっち」てな看板が出たので、それを指差して車に教え、さいなら。実は3kmくらいしかないやん。誤差の範疇ねー。


道の駅うめまち

大分〜延岡間のR10エスケープ道路であるR326。R10は空いているワインディングなのに大して、R326は広々した高速コース。ここ通るといつも寄る道の駅。どんなに混んでいても、自然と吸い込まれちゃう雰囲気ってあるよね。そういう恵まれた道の駅で、売店もいつも大繁盛。
いつもはここで大分名産の干し椎茸を買うのだ。小ぶりで形悪いながらもドンコが袋いっぱい安く買えるし。でも今日はいらない。
昼を過ぎて暫く経つので、弁当を買う。

なばめし

「なば」って椎茸のことです。宮崎弁だとキノコ総称になる場合もあるみたいだけど。
これも初めてじゃない。買って知ったる道の駅うめまち。大混雑でもさくっと買い物してさっと食ってさっと退散。


1000mile

延岡を過ぎ、あとは日向灘沿いに80kmほど南下するだけというところで、


トリップメーターが一周した

ここでデジカメ電池切れ。この写真が撮れなかったら結構悲しかったし。

ところで延岡まで降りたら暑い!
なんなのよこれって感じ。ヤスの結婚式の帰りに夜中宮崎に向かった時も思った。天気云々じゃなくて、やっぱりここは暑いんだな。
で、5日間毎日200mileっていう意味不明な目標の集大成である1000mileを達成してしまって気が抜けたのか、突然疲れが襲ってきた。
毎日、朝には前日の疲れを残すことなく出発してたのに、やっぱり溜まってるんだろうか。それとも、今朝6:30から、まだまだ日の高い今までの間に1日分200mile走り切ったという今日のハイペース振りが響いているのか。はたまた、今まではできるだけ避けていた修行道45号で集中力使い果たしたのか。
全部多少は関係あるんだろうけど、何しろ体が重い。とはいえ、あとはR10真直ぐ80kmだけだよ。行くしかないだろ。と思いきや、

渋滞

延岡からちょっとしか進んでない日向の辺り。今日は日曜で道が混み気味なんだよね。
この先、いくつか流れが悪いところがある。今の状態で突き進んだら、Stop and Go を繰り返す内になにかミスりそうな気がする。
なにしろ風を浴びていたい。これは少々遠回りになっても、R10は避けるべきだな。
日向からR10を迂回といえば、言わずと知れた

尾鈴サンロード

またの名を転落道路。
攻め込めば神経使うワインディングだけど、流せば渋滞気味のR10よりは快適だろう。
道端でアスパラドーピングして残り60kmの安全運転を誓う。

後は淡々と消化試合。日暮れには早い17:00に宮崎着。
トータル1055mile(1698km)。無立ちゴケは普通当然なんだけど、なんか奇跡だったような感動すらある。
使った金はガソリン代込みで25000円くらいかな。
充実してたけど、予想以上に自分の限界が低くなってることにややショック。


本日の成果
5日間の成果

ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org