g20w#2 讃岐うどん(最終日)

朝、バイクは夜露でべっとり。相当冷え込んだみたい。でももう日も出て体感的に寒くはないよ。
9:00までにバンガローの鍵を返さなきゃなんないみたいなんだけど、朝飯も炊事とかして、後片付けしてから出発というパターンだと、9:00って早くね?
荷物を出して、鍵だけ先に返して、それからパッキング。
さあ出発だ!今日もうどん喰うぞ!!


キュイッ、キュイッ、、プスン


GTSエンジン掛かりません。
バッテリーがダメみたい。一昨日の朝も弱ってたんだよね。

GTSのバッテリーは新車時から約6年無交換! 寿命と言われても仕方ない。
ただ、昨日も一昨日も昼間は始動一発元気一杯なので、充電状態が悪いわけではなさそう。本当にバッテリー寿命で、寒さで出力が落ちてるみたい。
さて、どうしよう。

バッテリー外してお湯でもぶっ掛ければ一発だろけど、お湯無いし、これは最終手段だね。
ブーストしてもらう方法を考えよう。


大勢居た別集団の車が一斉に帰って行く


あーあーあー、みんな居なくなっちゃったよ。あれだけキャンパー居ればブースターケーブルなんて山程あると思ったのに。

残っていた家族連れの旦那に声掛けてみた。  ・・・持ってないらしい。

さていきなり最終手段モードですかぁ?
と、立ちつくしてるところに、1台車が帰って来た。停まってもらって聞いてみると、

多分ありますよ

やりました。助かった。
てなわけでケーブルを借りて、



ブースト中

かかってうれしい


道が狭くて車にブーストしてもらえるスペースがなかったので、にしやん氏のZZR1200にブーストしてもらった。
残り4台の中で、一番バッテリーにアクセスしやすいのがZZR1200だったの。それでもシート下でなにやらネジ外したり、結構大変。GTSは整備性ではおよそすべてのバイクに負けると思ってたけど、バッテリーへのアクセスは無敵だったんだね。知らなかった。シート開けて、ゴムバンド外してお弁当箱(ECU)を持ち上げるとそこにはバッテリーが! 見直したぞGTS。何の役にも立たないけど。


中村

N34.15.25.7 E133.50.17.7

ここも存在を知らないと見付けられない店だよ。
一昨年のGWに、大行列で断念したところだ。なんとしても今日は喰いたい!



並んでるが、前の時よりかなり控えめ。


ネギは自分で切る!と聞いていた。確かに店の中で客らしいオッサンがネギを刻んでいる。
それを、うどんを買った他のお客さんが摘んで持って行く。
ネギは無くなったら自分で裏の畑まで取りに行かなければいけないらしい。

ひやひやの大を頂く。
柔らかいのにコシがある。柔らかいという表現は似つかわしくない。しなやかで、プリプリ。
わしここのうどんが一番好きかも。
ダシは薄味。



こういう光景が、現地にいると異様に見えない。


結局、オッサンはわしらが喰い終わってもまだ黙々とネギを刻んでいた。
店員じゃないし、ボランテーア?


宮武

20台くらいのバイク軍団が路肩に待機していて、我々が到着すると爆音を立てて出発した。
駐車場整理のオッサンが言うには1時間待ちくらいとのことで、名古屋組の帰りのこともありあまり時間を取れない我々は宮武を断念。
走り去ったバイク軍団も喰わずに去ったらしい。ちゅうか、その台数じゃムリだろ。


山下

N34.13.57.1 E133.49.01.0

うん、なんか普通。
そこそこ混んでるので5人まとまっては座れないけど、セルフじゃなくて、頼んで待ってると出てくるの。
ただし、ダシはテーブル上に徳利があって自分で入れるのね。
多分、ぶっかけを喰った。今までの店と比べると特徴を感じない。おいしいさぬきうどん。

写真取るの忘れるくらい、普通だった。


長田in香の香

N34.14.50.8 E133.46.56.0

以前行った長田は、ある意味わしの讃岐うどんのルーツである。
初めて出張で高松に行った時に現地事業所の人が連れてきてくれた。初めて入った本物のさぬきうどんの店。という下りは昔書いたね。

料理人がオーナーと喧嘩して飛び出して、そんでできたのがこの長田in香の香らしい。つまり本物の長田の味は今はこっちなんだそうな。



広々した駐車場は新しい店ならでは。


看板にあるとおり、釜揚げが基本の店。あとたらいに入ってるやつ。
ここは5人とも釜揚げを頂く。こんな味だったかな?しっかりしたコシといりこの効いたダシ。初めて讃岐うどん喰う人には十分ショッキングだけど、色々喰った後だと普通のうまいさぬきうどん。


微妙に満席だけど、中庭みたいなところで
まとまって座ることができた。


わしらが座席に着いてからも前に座ってたおばちゃんが1人、一生懸命一服してた。別に嫌がらせとかじゃなくて、座席に余裕があったのでゆっくりしてってよとこっちが言ったんだけどね。
そのおばちゃんが席を立った後吸い殻を見ると、

Rothmans

何者だ?!


山内

N34.08.02.2 E133.49.56.7

最後にもう一件、ということになって走ることしばし。
なんか街を外れ、山の中に。どことなく山形の蕎麦屋を彷彿とさせる佇まい。
最近巷で話題のイーハトーボのルーツの店だとか。


既に腹一杯だったんだけど老体に鞭打ってひやあつ+ゲソ天。
うどんはまあ普通。ゲソ天は、初めて喰ったけど、うまいねー。太くてでかいゲソ。意外に柔らかい。


西へ

これでうどんはおしまい。
腹一杯。流石にもうしばらくうどんは喰わなくていいや的。2日で訪れた店は9軒。内2軒は入れなくて、入った7軒中3軒は大(2玉)喰ってるので、計10玉喰ったね。
ありがとうyas!

名古屋組とはここでお別れ。わしは愛媛組と共にR32を南下して徳島道井川池田ICから高速で西へ。
明日も休みにしたんだけど、明日は家で洗濯してゆっくりしたいので今日中に帰ろう。


60%

途中PAに立ち寄り休憩後出発しようとすると、なにやらyasが、


CBR600Fを押している


あれ?エンジンかからんのすか?
ラチェットが空回りしてるギーという音。ダメですなあ。
これもバッテリーですか?今まで大丈夫だったのに、1年くらいしか使ってないバッテリーとか。オルタネータかレギュレータも疑った方がいいかも。
あとは、ラチェットとかのメカニカルな部分か。

これで始動のトラブル率5台中3台、60%。こんなんでいいのかツーリング。


夕やけ小やけライン

愛媛組は松山ICでさよなら。わしは伊予ICまで行ってから海沿いのR378『夕やけ小やけライン』で夕日の海を眺めながら八幡浜を目指すことに。

途中、道の駅ふたみに立ち寄ったけど、なんかバイク多いの。
ライダーの年齢層が若い。学生中心て感じ。そして女の子ライダーがまた多いこと。さらに、気合いの入ってないレプリカが妙に多い。ちょっと異様でした。
確かにバイク歴短い人達に魅力的な条件揃ったところだよね、ここ。

肝心の夕日は、まだちょっと日が高くて、しかも正面に太陽が来て眩しいだけでした。がびん。


三崎へ

八幡浜から臼杵までのフェリーでゆっくりしようと思ってたけど、前方を行く大阪ナンバーの軍団がR197を西に向かったのを見て予定変更。三崎から佐賀関に渡ることにした。
八幡浜→臼杵の方が航路が長くて、1時間以上余計に船で休める。そして走行距離も結構セーブできるんだけど、どちらかというと距離を稼ぎたかったのと、大阪ナンバーが三崎に向かったので船で退屈しないかなと思ったのと。

R197佐田岬メロデーラインを行く途中、また沈む夕日を見ることができた。感激。でもやっぱり写真は撮れなかった。
17:40頃三崎港に到着。しかし、バイクなんて1台も居ないの。どこ行ったんだろう?

日が暮れてから岬を目指すバカなんてわしくらいなもんだろうし、同じく三崎港から出る別府行きは全然時間が違うし。
どうやらここいらの民宿にしけ込んだ模様。大阪から集団で来て、日曜の夜に泊まるって、どういう人々だろう?

結局、また実は往路もだったバイクは1台だけだった。下手に話し相手いない方がゆっくりできるからいいんだけどね。
さっきと言ってることが矛盾する?



船が来たよーん。(18:18)


船では、ひっくり返って寝てました。テレビからは日本シリーズ7回戦ダイエー阪神戦の音が聞こえてる。下船時は4回阪神が1点返したところ?だったみたい。
寝てて見てない。どうでもいいし。
そうそう、なんか船、変な揺れ方したよ。なんかにぶつかるようなガーンという衝撃みたいな揺れが何回か。
台風の影響で三角波でも立ってたのかな。割と小さい船だし。


宮崎ってば

船を下りた時は当然防寒はフル装備だったんだけど、R326で南下してると宇目町を過ぎて下りに入った辺りから急に空気が冷たくなくなってきた。もうすぐ宮崎県ですよ。

山を下り切って延岡の平野に出ると、あからさまに温かいの。やっぱり宮崎て異常に温かいんだねぇ。
まだもうひとつ交通量が減らない時間帯のR10を通って、24:00チョイ前に帰宅。
なんか、今回は全然疲れなかったなあ。


ツーリングデータ

走行距離1142km
走行時間28:47:21

ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org