米沢牛5年の想い

たまたま、なんですが、丁度5年前急に牛喰いたくなって当時住んでた川崎から車を飛ばすこと半日、米沢ですき焼き喰ったのですが、思い立ってまたそこへ行ってみたのです。

東北に住むようになったとはいえ、盛岡から米沢までは、密かに川崎から米沢へいくのと大差ありません。14:00に出発して着いたのは20:00を過ぎてましたし。築館〜白石間しか高速乗ってないからですけどね。


しかし記憶というのは美化されてしまうもの。得てして期待し過ぎて裏切られてしまうものです。
そして今日も。



しかもこの5年でえらく舌が肥えてしまっています。何と言っても宮崎牛は同レベルの他の和牛に比べて安いのです。南九州では輸入肉の方がマイナーですから(誇張です)国産牛はアタリマエ、結構頻繁に和牛も食卓に上ります。そんなところに4年も住んでいれば、ねえ。


米沢に話を戻しましょう。
味は確かに美味かった。
でもそれだけではね。高級店で無いとは言えまがりなりにも高い金払って喰う店ですから、やはり相応の対応が欲しいところでありますが、なにしろ店の雰囲気が悪かったなあ。
店に入っても沢山居る店員が無視。というか全く気付いてない。
空いている席に上がりこもうとしたところでようやく気付いて、


え?来たの?


みたいな目で見やがります。
すぐそこに居るのに呼んでも来ねえし。
たまにこっち見てヒソヒソ話みたいな態度。チャック開いてないだろ?

オーダーから30分。肉と野菜切るだけだろ?
盆に盛って持って来て、小上がりまで上がってくるのに皿は手渡し。(これってもしかして山形式ですか?)

わざわざ「説明します」と言って来た若女将風?「こっちが濃いタレで、これが出汁です。」それだけかよ!?

御飯のお代わりも1杯分金取るのか?

テーブルの茶のポットが空で頼んだら「え?あ。」



そこそこ繁盛してて弊店間際なのにほぼ満席だったけど、そんな雰囲気のせいか、どの客も葬式のように静か。
店内音楽はかかっているけどヒソヒソ話でも遠くの客に聞こえそうなくらい静か。



5年前もこうだったらいくらなんでももう来なかったと思うが・・・。一体何なんだ?



二度と来ねえ。と思う。
ただし比較的リーズナブルでうまいことはうまいので、行きたい人はどうぞ。



ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org