マフラー取り付け

早速VALTAINマフラーの取り付けをやります。



ジャッキアップ。



完全に下に潜って作業するのは初めてかも。危険が危ないので結構緊張です。


Rサブフレームに孔をうっぽがして、
専用マウントを取り付けます。

大した素材でない鉄フレームで厚さも3mmくらいしかないので、電ドルで簡単に孔は開きました。そうは言ってもわしの過去20年に渡るいろいろな創作経験から、「金属加工は家でやるもんじゃない」って身に染みてますから、電ドルやジスクグラインダみたいに適当な力技作業する道具は持ってますがロクな刃も持ってなかったんですね。とりあえず今日はφ8のバカ穴が開けばよいので、適当なセットで500円くらいの超安いドリルの刃と8mmの刃を買いました。バラの刃は高い!
しかも8mmの刃も普通のを買ったら6.5mmまでしかチャックに嵌らないことが後で判って、根元が1/4インチの6角になってるやつに交換してもらいました。お値段は倍近く。とほほ。

マフラー付けても、デザインや音が気にくわなかったらさっさと外して売却してしまおうと思うのですが、この孔だけは残りますな。
まあ困りませんが。



マウント付きました。



触媒の後ろでエキパイを外します。が、フランジの留めネジが固着して恐ろしく硬い! エキパイがグラグラしているので力も入らないし、狭い車の下なので仰向けで力入らないし。でもギーギー言わせながらなんとか力任せにナット外しましたよ。ボルトもナットも腐っていて、山もだいぶ溶けてしまっていましたが。とりあえずナットだけ新品にすれば大丈夫なんじゃないかなあと、この時は安易に考えていたのです。



ナット。錆もすごいけど山が無くなってるのわかりますか?



外したマフラーは随所が朽ち果てていて
いずれにしてももう限界でした。



フィッティング中。



いざ新しいw3/8(インチ)のナットを付けてみると1本はボルト側の山がおかしくなっていてちっとも入りませんし、もう1本は入るけど硬くて回りません。無理に回すにしても緩める時よりも更に硬い!
この困ったボルト、触媒側フランジに直接生えてるスタッドボルトで交換もできません。ねじ山修正しようにもスペースが無くてできないし(触媒も外せばできるけど、触媒の前側も同じスタッドなのでできれば外したくない!)ま、それ以前にねじ山修正器なんか持ってないですけど。

で、入る方の1本も無理に回してたら遂にスタッドごと折れてしまいました。万事休す、か?!


困った時の駆け込み寺、宮崎は西都の英国屋に電話します。今となっては店と客というよりMiniつながりの友人という感じ。
いや、ここで雫石のショップに駆け込まないところがミソなんだな。なにがだ。


「ああーそんボルトね、てげかてっつよ。」



懐かしい宮崎弁丸出し!
やっぱかてですかー。どうやらプロでも梃子摺る箇所みたいです。トーチで焼いてから作業するといいとか。


「ボルト切り落として、穴ほがすしかねぇですわ」



じゃですかー。そうとなれば覚悟決めます。日没までもうちっと頑張ります。

そうは言ったものの、具体的な方針が立ちません。やっぱり触媒も外さないと作業できないよなあ。でも外したらそれはそれでドツボでしょうね。作業量が倍になります。
電ドルで10mmも穴開けるのは嫌だー。1本ならなんとかなりそうだけど2本も穴を開けるのは正直自信無いです。触媒外したら多分穴4本開けることになります。それは絶対無理。
そうすると、なんとか車の下につけたままで作業しないと。

グラインダーでスタッドを削り落とすのは簡単にできました。切断用、研磨用共にまともなディスクを用意しておいたしね。
でもその後の穿孔。これははっきり言って電ドルじゃムリ! 3.2mmの下穴はどうにか開いて、それから10mmまで広げていくわけですが、次の6mm程度の穴も貫通させることができませんでした。
多分S45C相当とは思いますがやっぱり鉄は硬いですよ。電ドルでは回転は速すぎるしトルクは足りないし、軸も正確じゃなくてブレるし。大きな径はあっという間に刃先を傷めて全然切れなくなってしまいます。切削油ないのでエンジンオイルとか使いながら慎重にやってるんですけどね。

更に4000円も出して買い足したドリルの刃も一瞬でダメになってしまって、もう手の施しようがありません。ホムセンも閉店時間ですし、そもそもさっき買ったので最後の1本だったじゃないですか。
刃があと3〜4本あればなんとか開くかもしれませんが10mmの刃、1本2000円以上するんですぜ? これはもう金払ってプロに頼む条件揃いましたね。
もうちっと腕に覚えがあれば、ドリルの刃を研いだりするんですが、そこまでやると何の投資か解らなくなるのでそういう方面には伸ばしません!


こうなったら覚悟を決めて触媒も外すことにします。またネジがダメになったとしても、プロに頼むなら穴2つも4つも一緒じゃい。
ところが、触媒の前側は少々渋いだけでホイルナット程度の感覚で抜けました。くそー。先に外していればもしかしたら10mm貫通成功してたかな? いややっぱりムリだった気がします。これでいいんです。



はい、触媒。



下穴まではできてるのにねえ。



そんなわけで今日はマフラー付けられませんでした。
馬掛けてそのままおいとくわけにもいかないので、とりあえずホイールも付けて降ろして、定位置まで押して戻しました。超短の直管状態なのでまちがってもエンジン掛けられません。

しかしなあ、やっぱりあのボルトが鬼門でしたか。
下見の時嫌な予感したんですよ・・。



そういえばプロに頼むって言っても、どこに行けばいいかな。近くに適当な鉄工所みたいのがあればいいんですが。
ちゃんとしたボール盤があればあっちゅう間にできるはずなんですけど。



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