青森20(2日目)

青森〜蟹田

実は昨日の朝、寒風山頂から電話してフェリーを予約したのでした。
陸奥湾を横断する下北汽船のフェリーで、蟹田発が9:20なんですね。

この船を使うと大間方面へはぐるっと野辺地・陸奥を回っていくよりずっと近い。
野辺地〜陸奥間の道はつまんないし。


前置きが長くなりましたが、要は出航30分前(8:50)には蟹田に来て下さいとクギを刺されていたのですが、その場は「遅くとも9:00にはですね?」と微妙な返事をしておいたのです。
昨日、蟹田〜青森は走ってますから、順調なら30分くらいだと距離感は掴めています。余裕を持って8:00頃出ようかと言っていて、確かにチェックアウトは8:00頃したんですが。

そこはgentei仕込みの微妙なうだうだが発生いたしまして、
頭の中は、「時間は余裕」としか思っていなくて、
「蟹田までにガソリン入れたいよね」とか喋ったりしてまして、
それでもさくさくと出発して、爽快に青森ベイブリッジとか通って、
ふと気付いたわけですよ。


「実は結構、時間やばくね?」(信号待ち時の会話)



もう8:35とかです。
昨日の夜も、結構目一杯順調で30分でしたから、それ以上の短縮は基本的にムリ。本気でやばいです。
とてもガソリンなんか入れている場合じゃありません。

最初R280旧道に入ったのですが、すぐにバイパスに抜けて、そこからは右から左から、大人気なく巻きに巻きました。あああ。

どうにか9:05頃にはフェリー乗り場に駆け込めたようです。
やれやれ。


蟹田〜脇野沢

こんな船、誰が使うんだろ?くらい思っていたのですが、蟹田の港へ行ったら予想外の大繁盛振りです。
たったの1000tくらいの小さなフェリーですが、観光バスが数台乗る気でいます。バイクは車両甲板の脇に置くので、バイク先じゃないと4輪は積めません。ずいぶん急かされましたが、別に怒られる筋合いも無いです。
何だかんだで9:20には出航できていたのは、関係各位の意識の高さが滲み出ています。九州じゃこうはいかんね。

ところでこのフェリー、箆棒に高いんですよ。たったの1時間で、ホンの陸奥湾横断20km弱ですが、バイクだけで3260円とかです。流石に2等が含まれているかと思ったら、キッチリ別に1120円取られました。
青森から同じ値段で函館までいけるんですぜ?旦那。大間〜函館ならほぼ往復できるぞ?

ま、いいです。こんな船、こんな機会じゃないと乗りませんから〜。


そんなわけで、船、混んでます。面倒臭いのでずっとデッキに居ました。
天気はスッキリとは晴れ上がりませんが、日輪付きの薄日が差して、そこそこ遠くまで見えます。八甲田山、岩木山、両半島の間から北海道。



さらば〜津軽よ〜♪


脇野沢〜大間

流石にそろそろガソリン入れたい今日この頃。
地図上には脇野沢から1km北上した国道沿いにGSありますが、今日は3連休の日曜日ですよ?田舎のGSが営業しているわけありません。

大間まで行けば何件かありそうですが、そこまでには1件もなさそうな70kmの区間。
まあ途中でガス欠にはならないと思いますが。昨日から回し気味なので燃費がなんとも言えないことは確かです。


それはそうと、このR338海峡ライン。半端なくイイですぜ。
山岳路から始まって、途中から見晴らしの良い海岸の崖の上の道。大間に近付くと比較的平地のハイスピードコース。路面はよいし、十分広くて走りやすい。
出会う車も、たまに対向車と、先にフェリーから降りた観光バスを抜くくらい。

ちみもゆけ!



仏ヶ浦


願掛岩

その海峡ラインにある名勝なんですかね。大きな岩山が2つ。
眺望の名所でどく太が一生懸命写真を撮っていましたが、ここは夫婦岩で縁結びの願掛けをするところなんですね。

お参りしておきましたよ。(笑)



よくある、2人で鍵掛けるアレです。


大間崎

船の居ないフェリー乗り場へ行って、それからガソリンを入れ(高かった!)、実は初めて行く大間崎へ。
去年北海道へ行く時に大間FTから乗ったのに、時間が微妙で大間崎へは行けなかったのです。


普通の先っちょ観光地です。大間といえばマグロ一本釣り!



そういえば、本州の最南端、最西端、最北端はこれで制覇したのに、一番地元の最東端にまだ行っていません。忘れない内に行かねば。
蛇足ですが九州は東西南北制覇。四国は南・西は行ったけど北・東は近くを通っただけ。惜しい!


ところで昼頃大間。大間で昼飯。の予定でしたが景色が良すぎてだいぶ時間を過ぎてます。
大間崎にもそれっぽい飯屋があって20マップルにも載っていたのですが、なんとなく先っちょよりこれから行く沿道の漁港の辺りとかの方が良さそうな気がしてパスしてしまったんですね。
これで例によって喰いっぱぐれモードに突入してしまいました。悪いパターン。


丸美屋食堂

大間から東へ向かうR279沿いに、旧20マップルにはいくつかの店が載っているのですがわしが持っている今年版には載っていません。嫌な予感はしたんですが、全く店が無いってことないでしょ?
と思ったら、本当に無いんだなあ。今年版にも唯一載っている「北見台食堂」は存在したけど定休日!まじやばいです。

更に東へ進んで、国道から外れ、大畑の街に入りました。大畑からは恐山方面に上りたいのでここの街でなにがなんでも喰っておかなければなりません。
流石に街の中ではいくつか飯の喰えそうな店がありますが、一応旅人ですので内容はそれなりにしたいところ。贅沢は言いませんから。



ようやく見つけたそれっぽい食事処。



写真には写ってないけど、「いかすみラーメン」の幟が立っていたんですね。これ喰ってみよう。

イカスミで出汁を取った黒い汁のラーメンを想像していたら、黒いのは麺でした。
スープは塩系で色は薄く、麺から出る黒みを帯びている程度。具にイカや貝が入っている結構うまい海鮮ラーメンです。エビも居ました。これはこれで良かった。
麺のイカスミ味は正直わかりませんでした。そもそもイカスミの味と言われても具体的にはよくわかんないしなあ。

三陸や青森なんかだと、「海鮮ラーメン」的なものが結構あるのですが、塩スープで具も魚介・海藻類だけで出汁がすごく良く出ていてかなり旨いのが多いです。スープそのものはそこまでは及ばなかったですな。海草がなくてキャベツや蒲鉾といった普通の具が炒められていたのでちょっと味が濁ってました。
でもこれ、観光客用じゃなくて地元の普段の食事用メニューですからこれはこれで正解です。


そんなわけで14:00頃ようやく遅い昼食にありついて、いよいよ恐山を目指します。


恐山

恐山は2度目です。今回は逆周りで。
前回はタンデムで前の車に詰まりながらで、狭苦しくてあまり快適な道じゃなかったような記憶だったのですが、あらためて行ってみるとこれはこれで結構良い道。
かなりタイトコーナーの連続ですが路面は良くて狭くも無い。中央線こそ無いけど離合に差し支えないくらいの幅はずっとありました。
いい感じでグリグリと登っていきました。



三途の川があったので渡っときます。 Photo by Suna



手前の川は硫黄が析出してとても生き物の住めそうな雰囲気じゃなかったのですが、この三途の川はとても綺麗で橋の上から魚が沢山見えました。

恐山そのものは普通に観光寺院です。はい。


尻屋崎

陸奥の市街を微妙に避けながら広域農道で県道6号へ抜けようと思いましたが、なんかわかりにくくて途中からただの農道を走る羽目になりました。
再び北沿岸に戻って尻屋崎に向かって進むと、この道結構面白い!
たいしたカーブも無い特別見晴らしがいいわけでもない、そんなに広いわけでもないんですが、景色の移り変わりが予想外で面白いのです。
写真撮りたいシーンも幾つかありましたが、これぞというスポットが無くてパス。天気も曇り加減でもう一歩でしたし。


大量に連なる風力発電。それを過ぎるとしばらくして突然石灰石鉱山と巨大なセメント工場。さらに進むと、



馬ぁ〜



実は知りませんでした。「寒立馬(かんだちめ)」っていうのね。尻屋崎の野生馬です。1tくらいありそうな巨大な馬!



お、なんだ?小さい馬だな。

あれと合わせて1頭かな?

同じにおいがする。




尻屋崎は最果て感満点の先っちょ。



灯台近辺は結構爽快な道が続きます。



と、ぐるっと回って裏口から出ようとしたらゲートが閉まってました。(馬が出ないように、灯台エリアはゲートを通って入るようになってるのです。)裏口は15:45で閉まるらしい。表は17:00迄。自動で閉まるので、出損なうと閉じ込められます。

引き返してようやく表から出ると、



突然の土砂降り。



ずっと辛うじて降っていないような状況でしたが、これほどとは。
あとは帰るだけなので、残りは消化試合。天気はもういいんですけど。


三沢へ

結局尻屋崎近辺で降ったり止んだりしただけで、あとは降られません。
日も暮れて、淡々とR338を南下し、三沢へ。
道は広くて真直ぐで走りやすい。


盛岡へ

三沢で本日も泊まるどく太と別れ、一路盛岡へ。天候が悪ければ高速でと思っていましたが、もちそうなので下道で行きます。R4を南下。
最後の最後、残り30kmで、また降られました。あれー。


2日間の走行581mile(935km)
おしまい。あー堪能した!



ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org