細々とした補修

サンバイザーの摩擦がクタクタで、垂れ下がってきてしまって困るので直してみました。




どういう構造かわからんのでとりあえず外してみたら、上図のような感じでした。バイザー本体(黄色)に鉄パイプの様なもの(青)が通っていて、両端からボデーへの留具兼軸(グレー:以下「軸」)が嵌まっています。
軸はプラスチック製でパイプに対しては少々きつく、パイプに嵌め込むと軸そのものがしなって3箇所の突起部の摩擦(赤矢印)で状態を保持する。てなところです。

ところが、長年の使用によって?軸そのものがしなった形に癖がついてしまっていて、十分な摩擦が発生しなくなっていました。多分。

色々考えた末*、とりあえず小細工無しで元通りにしてみました。軸を炙ってまた真直ぐに伸ばしただけです。
改めて組んでみると、パイプは単なる円形ではないらしく、収納位置辺りでラッチのように機能することがわかりました。思ったより設計はよくできてる。例によって製作の(ry

そんなわけで、とりあえず元通りにして付けてみたらかなり良好でした。まあ2〜3年もてば御の字ですかね。その後の補修はまたその時に考えます。「炙って伸ばす」手が何度も使えるかも微妙ですし。


* (1)軸に何かを巻くor貼ると、摩擦は強くできるし軸に癖が付くのを抑えることができそうですが、摩擦が強くなると軸の突起部が磨耗してしまって致命傷になりかねない。 (2)また、パイプ内面は真円形でない上、貼った素材もパイプ内面と擦れるので軸より磨耗しやすい素材では長期間機能しない。従って金属の薄いプレートのようなものが必要。 (3)摩擦を発生する部分ではあるが、磨耗せずに長期間機能させるために軸にはグリスが塗布されている。そのような環境下で安定した強度を保つためにはそれなりの素材をそれなりの接着剤でつけないと。 (4)なんてことをやって、失敗したら直しようがないなあ。



続いて、ワイパーゴムの交換。片方だけ。
ついでにアームを左右入れ替えました。なんでか?
昨年夏にアームが折れた時に助手席側が更新(見かけは殆ど同じだけど、製造元からして違うもの)されたわけですが、新しいやつは構造的に折れなそうなので、また同様に折れる可能性のある運転席側のアームを運転席側に付けておくのは危険であるということです。
あとはブレードが窓より下まで行っちゃうのを防ぐために取り付け角度を若干変更したり。


違いがわかるかな?




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