電車の旅(できず)

自転車ばかりでも行けるところが限られるし、車が手に入ったら多分ほとんど乗 ることが無いであろう電車。

どこかへ行きたいというより、どうやって電車に乗るかを知りたいのです。
やっぱりプチ鉄ですかね。

地球の歩き方や、諸兄のブログ、鉄道各社のページを見てもいまいちシステム全 貌がわかりません。
近いところから実際に攻めてみるしかなさそう。



ということで行ってみた最寄りのオービ ブ駅




ギャーデゾーヴィヴとでも読むのか?



えー、上のSNCFというのはフランス国鉄のことです。スイスの電車じゃないです これ。
ところでこの駅、休日は閉まってます。休日しか来たことないので開いているの を見たことがありません。開いていても中は両替くらいしか無いようですが。
貼紙を見ると、切符は○○で買えます的なコトが書いてあって、その○○が良く わかりません。自販機的なものを指していそうなのだけど、それらしいものは周 辺には見当たらず。車内にあるのでしょうか?

この路線はわしのアパートのすぐそば(の地下)を通っているので、寝ていると 朝晩走っている音が聞こえます。駅が閉まっていても間違いなく動いてはいるの ですが。

フランスの電車についての知る限りの情報では、「先に切符は買う」「車内や後 で清算はできない」「無賃乗車は即罰金」「ホームにパンチがあり、切符をそれ に通して日付を有効にしないと切符無しと見なされる」とか。
このシステムが徹底されているのであれば、最低券売機やパンチがあるはずなの ですが。
無いです。次の電車も1時間半くらい来ないようなので、とりあえずオービブか ら乗ってみる作戦は今日は終了〜。

次は「遊覧船に乗ってみよう作戦」です。

レマン湖を横断する小さいボート4路線はバス券で乗れるので偶に使うのですが (今日も往復しました)、もっと大きな船で、ジュネーブ発着で1時間15分やら2 時間くらいで大きく一周する遊覧船もあるらしいです。
その他、遊覧というよりはもう湖上交通機関としてローザンヌやら一番向こうの モントルーまで行けるやつもあるようです。
が、これも時間が合わず一旦退散。


今度は「スイス国鉄に挑戦」です。


何度も登場コルナバン駅



こっちら辺の鉄道には改札が無いので、ホームまで自由に行けます。
その代わり、どうやって乗るのかさっぱりわからない。



これが券売機。



これはホーム上。駅のコンコースやら、あちこちにありました。タッチパネル式 で、最初に言語を選んで、行く駅を選んで、経由地を選んで、人数を選んで、1 等か2等か選んで、片道か往復か選んで、割引切符かどうかを選んで、本日か後 日か選んで、みたいな感じで最後に現金かカードで支払い。
券売機は良くできているのですが、路線図と時刻表が無いか、あっても情報量が 乏しいので、予め乗る電車とかはちゃんと調べないと切符も買えませんなあ。
いや切符は買えても、目的地にたどり着けないです多分。

とりあえずローザンヌ往復くらいを支払い直前まで試してみて、4000円くらいで (多分60kmくらいしか無いので、結構高い)行って来れることはわかったのです が、いろいろ割引システムもあるらしいのに正規料金でただバカみたいに往復す るのもどうなの?ってことで、購入はせず。

で、改札はどうすんでしょうね。



ホームにあった機械



改札機(パンチ)の類かなと思って観察したのですが、どうやら右の黄色いのは 切符回収機らしい。間違えて乗る前の切符入れたら大変だ!
でも違うかもしれない。
左の青いのがよくわからんのですよ。「DuRA!」って書いてあって、なにかICカー ドをかざすところがあるだけで、タッチパネルでさえなかった。何か入れたり出 たりするような口も無いし。
なんかプリペイドのシステムの自動改札的なもんでしょうかね。
で、後で調べたら「OuRA!」でした。意味は分かりませんが、なんかSNCF-TERか なんかの支払いシステムのようです。コルナバン駅なのにSNCF? TERてこっち の路線じゃなくてオービブ駅側の路線じゃないの?(つながってません)
ということで、まるっきり謎のまま。
そういえばこのOuRA!の機械だけはオービブ駅のホームにもあったなあ確か。



この機械もあちこちにあります。



券売機と同じで、ホームやコンコース等で見かけます。これが改札機(パンチ) かなあ。
暫く眺めていたけど、使っている人は一人もいません。
本日切符とか、既にevaluateされたパス類だったらやらなくて良いとか?



自転車マーク付き


もっとドアに大きく自転車マークが付いてる車両もありました。
ほとんどの列車は自転車持ち込めるようですが、そうでないのもあるらしいので やっぱり事前に調べないとだめですかね。


中に自転車を引掛けるところがあります



壁側がタイヤになるように自転車を立てて引掛けるみたい。



割とこんな特急チックなやつしか見なく て



いかにも「鈍行です」ってのが居ないんだけど。1等2等の運賃の他に特急料金が あるとかないとか。その辺も良くわからん。
それよりも、一番気になったのが。



ピニンファリーナデザインのボンバルディ ア製!



そうかボンバルはむしろ電車屋さん(車体屋さん)が本業なのか。
それにしてもピニンファリーナはびっくり。



SBB CFF FFSてダラダラ書いてあります が



ドイツ語、フランス語、イタリア語でそれぞれ「スイス国鉄」ってことらしい。 順番は一応勢力順なのね。
必ず3ヵ国語で表記しなきゃなんないスイスなんて面倒な国なんだ。
んで英語表記は疎か。


そろそろ船の時間と思って湖岸に戻ったけどそれらしい気配は無し。
さっき汽笛は聞こえたから、もう出ちゃったのかな?

大した時間経っていませんが、今日も結構寒くて、疲れたしもう家に帰ろうと思 いつつ、
家を通り過ぎると、オービブ駅の次の駅があることを思い出しまして、そこまで 行ってみました。シェンヌ・ブルグ駅。で良いのかな?駅周辺の雰囲気からして、 オービブよりちゃんとしてるんじゃないかなと思いきや。



駅舎に見えて、アンティークショップだ。
その名もLa Gare(駅)




ホームは草ボーボー




駅舎の裏は廃墟の様相



明らかにもう駅じゃないです。でも駅前まで来るトラムの駅名は「Gare Chene-Bourg」て。
帰って調べたら、1987年に閉店した。みたいなことがフランス語のwikipediaに 書いてありました。読めんけど。


結局今日の収穫はあったような無かったような。
まだまだわからんことばかり。
わしが使えそうな割引システムも、「すべてが半額になる年間パス165CHF」くら いしか無いので、今後の使用回数を考えたら多分元取れません。
とりあえずは定価で乗るしかないなぁ。
あとは自転車が、無料なのか半額券を買わなきゃいけないのかもよくわかんない。
半額券は、子供と犬が買うやつなのだ。(犬も電車に乗れます)



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