24 Heures du Mans(3日目)

レース観戦まとめ

わし自身、もう二度と来ることは無いんじゃないかと思いますが、ルマン観戦す るための情報まとめときます。


公式サイト
まずはここをくまなくチェックするしかないです。
場内図面、パレードとかのイベント情報、エントリーリスト等、最低限一通りあ ります。
チケットもここで予約(購入)できますが、発券は現地のエキスポセンターです。
もしかしたら他にも発券する場所があるような気がしますが現時点では不明。
駐車場の券も同じく買えます。色のエリアごとに値段が違います。良い場所はとっ とと無くなります。でもどこが良い場所かは結局よくわかりません。一長一短で す。キャンプする場合はできるところとできないところがあったような?キャン プは別料金だったか?


トラム
これで路線図くらいは確認。前日とか車検の日とかにジャコバン広場方面に行く なら。

アクセス
TGVでルマンまで来て、トラムで乗り込むのが公共交通機関利用では普通になる のかな。
でも荷物持って、電車で来て、ってほぼ不可能と思います。
担げる量の荷物では生きていけません。(近隣に宿が無い限り)
クルマで来る場合は、勝手がわからない以上、事前に駐車場まで予約して来るべ し。路駐で済ませている人も多いようですが、合法か違法かさえ分かりません。
宿が取れない場合は、車で来て車内orテントで寝るのが良いでしょう。
てか、普通宿なんか取れませんし、宿とっても寝に帰るのが大変なので、基本野 宿ですよ。
日本から来る場合には、まるで宿無しは無理でしょうから、どこか離れた大きな 街にホテルを取って、そこをベースキャンプにするんでしょうね。その上で、レ ンタカー借りて現地入りするか、電車で来るか。

場所
そもそもサーキットの場所がよくわからないのです。
ルマンはパリから西南西に200km位のところ。
サルトサーキットは、ルマンの街の南に数キロ、空港のすぐ東側です。ブガッティ サーキット以外は公道ですから、地図をよく見れば浮き出て来ます。
北の端がテルトルルージュで、ユノディエールがそこから南南東に6km。地図上 では「D338トゥール道路」です。googlemapとにらめっこして探してください。 アルナージュとかは地名で見つかります。

もちもの
野宿装備。防寒着。サングラス。しきもの。簡易椅子。自転車。エンジン付きキッ クボード。脚立。日章旗(笑)。帽子。
場内の移動がなにしろ大変なので、キャンパーの多くは自転車を持ち込んでいま す。ただ、自転車は観戦場所(土手やスタンド)まで行けないので結局歩くしか ないんですなあ。
スタンド以外まともに座って見れるところは無いので、折りたたみ椅子はあると 快適。でも平らな場所も少ない。現地購入可。
ラジオ。FM91.2で英語の放送やってますが、わし持って行ったラジオはチューナー がアナログだったのでやたら近接周波数にFM局が多いルマンでは残念ながらこの 局を拾えなかったのでした。デジタルの推奨。ちなみに場内で10ユーロで売って ます。あまり売れないので、売り子達が疲れ切ってます。
無いと困るものじゃなくて、あったら良いものなので参考まで。
日章旗は、正直あっても良いと思いました。日系の参加が0な状況だったら流石 にナンセンスですが。

服装
晴天ならTシャツでも良いですが、日蔭で風が吹くと寒いのです。夜も居るなら 相当暖かくして。じっと座っているなら、セーターにジャンパーでも暑くないで す。
天候は不安定なので、降られても良いように。
野宿の場合はもう数日間着替えないつもりで。シャワーなんか探せばあるのかも しれませんが。

食事
サンドイッチ中心にしか手に入りません。良くてハンバーガやケパブ。パスタ。
ただ、食べ物が無くて困るようなことはないので、好き嫌い言わずにあるものを 食べましょう。サンドイッチ類が6ユーロ前後より。
飲み物も普通に買えます。

トイレ
やたらには無いですが、特に大行列ということも無いので困りません。
酒飲んで騒いでるキャンパーたちは彼方此方で好き勝手に放出しているように見 えました。

場内の移動
無料の小さな汽車?が何コースがありますが、観戦場所に近いところは走ってい ないのでほとんど役に立ちません。駐車場やキャンプサイトからトラムやヴィラー ジュへ移動する時に使えるくらいでしょうか。
なので殆ど徒歩になります。ちょっと何かするにもkm単位で歩きます。
何しろ広いので、用が無い限りやたらに動き回らない方が良いかもしれません。

帰路へ

寒いながらもなんだかんだでグッスリ眠り、9時前に起きました。
予定通りもうサーキットには行かずに、パリに戻ります。

元来た道は本日向かってくる車で交差点とか混沌としそうなので(実際のところ 不明)、空港の西側へ抜けて南下し、遠回りしてみました。
あわよくばミュルサンヌ辺りをかすめてもう一度くらい走ってる姿が見れないか なと思いましたが、周辺は交通規制もあるし、とても思うようには進路を取れま せん。しまいに迷ってしまいました。

高速道路が通っている東側へ抜けられる道が無く、畑のあぜ道のようなところも 走ってどうにかA11にたどり着きました。
どうしようもないナビしかしない日本語版NUVIですが、それでも現在位置を失わ ないのは非常に助かりますな。
ずっと91.2MHzで実況も聞いていましたが、高速を走り出すとじきに聞こえなく なりました。

10:00過ぎにはそれでも高速に乗れたのでしょうか。11:00頃、サービスエリアの ようなところで休憩、食事です。
カフェテリアになっていたので、久々にお店で暖かいものを食べました。
ただ、選んだメニューはちょっとイマイチ・・^^;
美味しそうに見えても、なんだかわからないものは、あまり手を出さない方が賢 明なのかもしれません。経験的に。
でもわしは「何でも喰ってやろう」が先なのですけど。

本日のトラブル

食事が終わって、車に戻ったら、キーのボタンを押しても鍵が開きません。あれ?
キーに内挿されている物理キー(?)を抜き、車内へ。
電池切れとかですかい?
スタートボタンを押しても、何かエラーメッセージが出て車が起動しません。何 だよ!こんな時に!

これで動けなかったらレンタカー屋に電話して保険屋に電話してとかめんどくせー な。今日中に帰るのも困難?とか考えながら、とりあえずダッシュボードの取説 を取り出します。フランス語で読めないんですが、それでも何となくキーがうま く働かない時の対処っぽいページが絵で見つかりました。

なんかスタートボタンにキーをものすごく近づけてスタートボタンを押している 絵ですなあ。
やってみる。


ぶるぶん。



うそです。HYBRIDですからエンジンはかかりません。でもちゃんと「READY」が 出ました。何だよ!
たまたまなのか、取説通りの操作が正しかったのかさえわかりません。
でもなんで近づけるだけで認識するの?

まいいや。動けるうちにとっとと帰りましょう。


トラブル2

トラブルってほどでもないですけど、料金所で、金払うのは「t」の印のゲート ♪と思って進入したら、なんか違う。
人も居ないし、操作できるような機械もありません。バーは閉まったまま。

幸い端の方のゲートで、後に車も来なかったので、じわじわとバックして脱出。 路肩をしばし後退して正しいゲートへ侵入し直しです。
しかし一体何が違うんだろう。たしかに微妙に「t」のマークの周りの模様とか 違うんだけど。



料金所。これは反対車線のチケット取る ゲート
だから、橙色のtマークは見えませんね。



正しいゲートも往路と違い無人でした。
有人ゲートなら現金で払って釣りをもらいたかったところですが、機械が相手な らクレジットカードで。
あれAMEX認識しない?マークはあるのに。
Masterでどうだ。通った。ひー。
往路より一区間余計に走ったのでちょと高かった。金額忘れ。20EURくらい。


パリ渋滞再び

首都高みたいなところに入ると次第に込み始め、A3環状線はもうびっしりです。
時間は余裕あるとはいっても、あまり良い気分じゃあないです。これまで無給油 で来て、残り3目盛から2目盛になりました。このまま渋滞に2時間とかハマって たらガス欠のリスクも出てくる?
そいつは勘弁して貰いてぇなぁ。


パリの街の東側を北上する道になると次第に流れが出てきて、シャルルドゴール 方面へ分岐していくとその内渋滞は無くなりました。てかもう空港にほとんど着 いてるじゃないか。


レンタカー屋どこだよ!

一昨日の出発時に、NUVIに現在地(帰って来る詳細の場所)を登録するのを忘れ た気がします。事前に登録しておいたシャルルドゴール空港も割と良い場所まで は連れて来てくれましたが、ターミナルの真ん中まではイケないなあ。

今思えば、地図さえ見れば場所は理解してるので、手動で登録しなおせば良かっ たんですが、駐めて作業できる路肩もなかったし、まあ良いのです。
出てくる表示に翻弄されながら空港内の道をぐるぐる回っていると、ようやく自 分の位置と向かうべき方向がわかってきました。まずはターミナル2、そしてEF じゃなくてABCDの方。やがて「レンタカー」の表示も出て来たので、あとはそれ に従って渦巻の内側へと入っていくと、やれやれ、到着しましたよ。
ガソリンも足りたし。完璧じゃないですか。

クルマを返してターミナルに入ると15:00です。やっぱり5時間かかるんだ。

待ち時間

搭乗まで5時間です。
長いようですが、チェックインして荷物も預けて、身軽になったとはいえここか らまたパリの街に出て何かを見てくるにはちょっと十分な時間とは言えませんね。 元々パリに土地勘があって、行きたいところも明確ならともかく、別にどこ見た いとかターゲット無いですし、なんとなく地下鉄に乗って凱旋門だけ見て帰って 来るだけになりそう。このどんよりしてたまに小雨のパラつく日に!

てなことで、空港内で顔洗ってサッパリした後、カフェでコーヒー買ってあとは ベンチで一昨日の分を執筆しておりました。
それでも全然書ききれないのよ。


エールフランス再び

やっぱり良い。

夜なので、挨拶は「ボンソワ」ですが、フランス語ネイティブじゃないのが挨拶 でわかると「ボンソワムシュー、グッドイブニング」とすぐに英語になり、わし が持っている赤いパスポートが見えたのか「コンバンワ」とまで行ってくれます。
似たような中国人も沢山搭乗していたのですが、ちゃんと間違えずに対応できる んでしょうね。そういえば中国語でこんばんはは何ていうんだろう。
なんか最近、本当の基本的な挨拶くらいは各国語知ってた方が良い、というか知 らなきゃいけないような気がしてます。

クルーは別の組でしたが、やっぱり良い雰囲気出してます。
安全の説明では、普通は誰も見ていないのに淡々とデモンストレーションをする わけですが、このクルーは一味違う。

アナウンスの奴が妙にノリが良くて。

そのアナウンスに合わせて楽しそうに動き回るデモ係。

極めつけは、

赤いタグを強く引っ張ると膨らみます

「ぷしゅ〜」
(アナウンスの 声)



機内爆笑。


機長ももしかして箆棒に上手かったんじゃないかな。GVAに着いて、滑走路の最 後端にすっとランディングして、逆噴射使わずに余裕をもってターミナルに着け ました。狙ってやったらならすごすぎる。


帰宅

そんなこんなで22:00過ぎに無事帰宅です。
大したトラブルも無く無事戻れてよかった。

もちろんもっと色々見たかったけど、限られたリソース(時間と体力)の中では、 無駄なく無理なく有効に回れたような気がするので、良しとしましょう。

恐らく、もう二度とルマンまで観戦に行けることなんかないでしょう。
せめてまた日本メーカーがワークスで参戦する日が来ればよいのですが。



ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org