南阿蘇の朝

何度も肩の下の違和感と下半身のスースー感で目が覚めたが、それなりには寝れ たんだと思う。

そうそう、来た時から断続的に聞こえる「んごっ」って声、牛でもいるのかと思っ てたけどそれにしちゃ休みが無い。機械的な何かだなと思っていたら、水車があっ たんだね。へー。

外が薄明るい時にも目が覚めたけど、とても起きれるほど覚醒しない。
外が完全に明るくなり、日が当たっているような感覚(遮光の効果で車内の個室 感は完璧)と、外に車や人が多くなってきた感じがしてようやく起きた。
8:00だった。

車にロードバイクを積んできている組も結構いるようだ。そうだよなここは本当 にベースキャンプに最適。その他いろいろなアウトドアの人たちが集まってきて いる。
目の前のMont-bellの建物は本当にモンベルショップで、アウトドア用品レンタ ルを早朝からやっているみたい。

ここに居るだけでも気分が良いが、出発準備しないとね。
トイレ行って、着替えて、おにぎり食べてコーヒー飲んで、荷物を纏める。
コーヒーは飲みかけだけど荷物はミニマムにしよう。ボトルケージのお茶のみに する。でも煎餅はもつ。シガレットは持たない。PloomTechは持つ。
三脚は持つ。帽子も持つ。スタンドは持たない。

日焼け止めは塗る。
下は仏短パン。上はTIGORAインナーの上に橙色Spalding。完璧な初夏スタイルだ な。

サンシェードは夜、左(北)側にセットしていたので右(南)側に移設。
いざ出発。
タオル忘れた。2-300m走ったが戻る。致命的だ。

上色見熊野座神社

ここが今日の目的地。
パワースポットとして最近注目を浴びている場所らしい。
口コミから、早朝のまだ明るくなり切らず、朝靄が立ち込めているような、んで 人っ子一人居ない状態がベストと思っていたが、それは実質無理なんである。
4時位に出発すれば行けるかもしれないけど昨日寝たの25時だしね。
真っ暗な中1時間も知らない山道を走るのも非現実的。危ない。
どうしてもこの時間帯に来るなら、超早起きして車で直行しかない。野宿を挟む と、野宿片付けで余計な時間を取るので、暗い内から活動するなら家から身軽に 直行の方が良いのだ。

それはさておき、午前中で気温も上がり切らず、装備も適切だったので基本的に ずっとヒルクライムだったけど快適に辿り着いた。
道も広くて危険は感じない。最初、阿蘇を大きく見る風景から、鯉のぼ りの東屋とおもいきや見晴台駅の駅舎だ。更に羊牧場、赤牛、飽きない風景を越 えていく。

着いた。
混んでいる、って程ではないが、ひっきりなしに参拝客が訪れている。そうだよ な。うまくすると、他の人が入らない写真が撮れる程度。
雰囲気は、確かにあるけど、うん、想像よりはだいぶ小粒です。百戦錬磨のわし には、パワースポットというよりはただの里山だな。
ただ、上に書いた早朝条件と、一番上の岩穴から向こう側を眺められたら神が居 ると思う。
そこそこ登るが、疲れるような高さじゃあない。でも半分も登れずにヒイヒイ言っ てる人も見られる。個人差が大きい。が、一般的には大したことない方だと思う んだけどなあ。

行き交う参拝客と軽く挨拶するのは登山ぽくて。山が流行っているからこういう のが浸透しているんだろうか。
客も、バイクツーリンガーグループ、カップル、ファミリーといろいろだが、割 と多いのが「女友達同士」これ、残念ながら非モテ系でしょうかね。モテ系はカッ プルで来てるところが哀しい。w

総評:この中身で距離感は非常にお手軽。近過ぎず遠すぎず。
また来るかな。敢えて来るこたないだろうな正直。

高森温泉館

月廻り温泉とどっちにしようか迷うところだが、ルート構成と値段から高森温泉 館に立ち寄った。入館300円は月廻りより安い。ただ、月廻りの方が温泉として は由緒正しそう。高森は公共施設っぽいな。別に秘湯じゃないのでどうでもいい。

玄関前にロードバイクラックがあったのは驚いた。使わせていただきますスタン ド置いてきたし。でも「これは鉄棒ではありません」の札が邪魔で引っ掛けにく いの。まあ仕方ないね。
ロッカー100円なので実質400円。車なら貴重品は持ち込まずロッカー不使用も可 能だが、完全丸腰なんで仕方ない。
風呂は、どってことないけど、外の寝湯がよかったな。お昼寝気分でダラダラ長 く入ってられる。ちんちんが水面から少々出てしまうが。

また同じ服着て自転車乗るわけで、のんびり浸かっただけで洗わなかった。
休憩室でゴロゴロ。これも気分が良い。
給茶機はあるが、冷たい水が出ない。脱衣所回りに冷水器とかも無いし。これは 減点だなあ。致命的ではないけど。

外の蕎麦屋が休憩室まで持って来てくれるシステムのようだが、乱暴に「6番!」 とか言ってるオヤジ。とても接客といえたレベルじゃない。地元の常連ばかりが 頼んでいるようだが、最低です。仮に美味かったとしてもダメです。
そしてこの辺の蕎麦が美味いわけないんだよな。

そうだ煎餅持って来ていたんだ。昼飯時だが、ちゃんと食べるのは車に戻ってか らにしよう。ラブラブの胡麻煎餅食べて一時凌ぎ。
紗希がTV電話したそうだが、ここでは変な空気になっちゃうのでせめて表に出て からね。

帰路

北側の農免道路みたいな方に行ってみた。割と別荘地、ペンション街に近い雰囲 気。だがそこまで至っていない。道に名前も無いようだ。路面は、ちょっと荒れ ていてダウンヒルではフロントの振動が嫌な感じ。そもそも下り中心かと思って 選んだ道だったが、地形に沿わずに真っ直ぐ通した道のようでアップダウンが激 しかった。
でもヘッドパーツ新調したし、ペースも無理なく漕いでいるのでストレスも無く、 いつの間にかK39に辿り着いた。そら往路と同じくらいの距離なんだから知れた もんなわけですよ。

心配していた白川越える谷越えも、ほとんど下らず登らず。農免道路が余程高い ところ走っていたんだね。その割眺望は無かったのは残念。

本日の走行距離は、どうだろ。地図をざっと見た感じだと30km弱くらいかなあ。

撤収

道の駅あそ望の郷くぎのに戻り、紗希とTV電話して、のんびり後片付け。
窓開けて、音楽ガンガンかけて、帰り道はK39からグリーンロード南阿蘇を回っ てみた。
久々にガンガン攻めて走った感じ。気持ち良かった。
途中道を譲ったCB1300かなんかも、流しているのかしばらくすると追いつきそう になってしまう。
Miniはノロく走っていても登りは結構いい音になってしまう。結構攻めても普通 の車がスコーシ頑張っているのに付いて行くのが精いっぱいくらいのスピードし か出ない。グリップは悪くないんだが、脚が重くてサスがバタついて、とてもま ともにコーナリングなんかできないよ。ああ、エア圧落としておけばよかったな。

大津側に抜けてK341回りで帰ってきた。15:00丁度くらいにアパート着。
いい旅だった。

Miniブレーキ

途中ガンガン攻めた後、一度ブレーキが効かないような気がした。交差点内で、 ノロいのに踏んでも踏んでもそれ以上止まらないような。
錯覚だったのかもしれないし、なんだかよくわからない。
直前までもそんなにブレーキ使ってないと思うんだがな。コーナー手前でちょっ と当てたくらいで。

そしてさらにその後はブレーキ鳴き復活。まじか。
パッドが熱に弱いの?

後片付け

Tyrrel号を出し、荷物を上げ、床を外し、ゴルフバッグラックを付け、洗車道具 を積み、シュラフを干し、洗濯仕込んで、MVに買い物行って、Tyrrel号を担ぎ上 げ、シャワー浴びて、洗濯干して、晩飯を作る。

昼のTV電話でインスピレーションを得た、今年初の冷やし中華。
2人前だが足りる気がしないし、飲みたいので、モツ焼とイワシ龍田もあるでよ。
これでビール500と焼酎水割り1杯。モツが歯に挟まって不快。すぐ歯を磨く。い いことだ。

皿洗い頃からTV電話ふたたび。ここでも30分くらい話したので、今日の通信量は 600MB超えた。でも全然大丈夫。月末までまだ2Gあるし、繰越含めると8Gある。 もっと豪快に使った方が良いんだよ。


ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org