限定解除情報:私の場合

Dec 19, 1996

 1996年9月1日より,限定解除という言葉は,正式には使われなくなってしまいました.現在は『大型自動二輪免許を取る』ですね.限定解除だと,小型限定→普通自動二輪(旧中型限定),或いは,AT限定→普通自動車になってしまいます.


 メーリングリストに報告したものをほぼそのまま載せておきます.「何のメーリングリストだ?」という方は,限定解除MLのページを見てくださいね.

1996年10月22日

 10:05 家を出た.朝イチで出る予定だったがやっぱり遅くなってしまった.申し込みだからそんなに早くなくても大丈夫だろうと軽く思って,R16を南下.道をいい加減に憶えていたのでやっぱり行き過ぎてしまった.3km程戻る.
 11:15 試験場に到着.今日まで知らなかったが,2輪置き場は下の方にあったのだ.というわけでそこをご利用.

 案内で「大型二輪を受験」と告げると申込用紙をもらえる.制度が変わったので写真も必要だ.証紙は2700円分.「13:00からBにならんで下さい」とのこと.もっと遅くて良かったのだな.さらに,「今日申し込みますか?」「16:30ぐらいまでかかりますけどいいですか?」というやりとり.覚悟はしてるさ.

 隣の建物の一番奥に3分写真があったのでご利用.2枚で600円也.どうせあとに残らない写真だから写りなんてどうでもいいや.と,思いきや,全自動の機械なのに,係っぽいおばちゃんがみんなに手ほどきをしていた.写真を切って貼るところまでやってくれたぞ. でも写真はいまいち.顔が悪いので仕方ない.

 ヒマなのでコースの方に出てみた.12:00〜13:00はコース上を歩くことができます.試験コースをチェックして,1号コースだけ歩いてみた.ちょうど1年程前中免を受けるために来ていたので,懐かしい,勝手知ったる二俣川のコース,でも結構疲れる.9/1より,試験コースが変わっています.神奈川県で受ける方は要注意.

 ヒマなので昼飯なんか喰ってみた.初めて中の食堂をご利用.カレーライスは410円だったが,やはりそういう味である.量はある.鰻丼650円にすれば良かったかな.

 13:00にB「学科免除」の窓口で受け付け,かなりの行列になる.が,これは大型二輪だけではないので気にしない.免許証と申込書だけでよい.ただし,証紙と写真が貼ってあること.住所に変更がある人は住民票もいるのだろう.視力検査をし,整理券と引き替え,ホールで待つ.

 14:00前ぐらいに「大型二輪のかたー」と呼ばれ集合.「15:00ぐらいに放送で呼ぶので一時解散」とのこと.何で今まで待ってたのだろう??

 ヒマなので試験コースの見えるところに行くが,神奈川県は午後は試験をやってないので,見るモノもない.4輪のたぐいの試験なら見れる.そのままひなたぼっこして居眠り.向かいの階段に制服の高校生カップルが座っていて,PHSで遊んでいる.試験場って,いつ行っても必ずいるんだよな,あれ.パンツ見えそうで見えない.そんなことはどうでも良い.

 15:00ごろ,「技能受付」という黄色い方の窓口に集合し,用紙を返却され,事前審査の受付となる.この時点で初回の試験日も決まっており,都合の悪い人は申し出れば変更できる.私の試験日は来週の月曜日になった.思ったより早い.そこで,試験の内容説明のプリントをもらい,事前審査の説明を受ける.やることは「引き起こしと,8の字押して歩くだけです.センタースタンド掛けは法改正により無くなりました.」だそうだ.試験官が他の試験をやっているからとか言う理由でさらに待たされる.だいたい法改正って何だ? センタースタンドは正しくなくなったのか? > 法律 (どうでもいい.)

 15:30過ぎていたはず.ようやく試験官が1人だけきて,ぞろぞろとコース脇に下りる.荷物を置き,番号順に,2列横隊となった.今日の申込者は31人らしい.「荷物を置き」を聞き逃した人と,「番号順に」を聞き逃した人が怒られていた.試験官曰く,「集中力が大事」だそうだ.「ちゃんと聞いてるヤツは受かるのも早いんだ」だそうだ.

 通常の試験では(事前審査ではなく)各車18人ぐらい受けて受かるのは3人以下らしい.「いない日もあります」だそうだ.この31人のうち,教習所出身者は(指定前教習ではなさそうだが)2人ぐらい.中免すら持ってない本物の「一発野郎」が2人いた.

 引き起こしは,左側に立って,スタンドを外し,ハンドルとハンガーを持ってハンドルを左に切り,ゆっくり手前に倒し,そのまま起こして,スタンドをかけ,ハンドルを真っ直ぐにするだけ.
 8の字は,下に描いてある8の字ラインに沿って押し歩くだけ.

 試験車両は4台有り,すべてVFR750Kだ.3号車の右マフラーが不自然に外側上にひん曲がっている.どういうコケ方したらああなるんだろう??

 再びホールで待ち,16:30ごろ,用紙を再び受け取り,試験の受け方や日付,審査に合格していることの確認などをして解散.思ったより疲れた.

まとめ.
持ち物:
免許証,写真(現地で撮れる),証紙のお金(2700円).住所が変わってる人は住民票がいるかも.印鑑とかいらない.
曜日・時間:
毎日午後1時に受付に並べればよいのだろう.いちおう,広瀬さん情報の火曜と金曜を狙ってきたが,確認するのは忘れてしまいました.
試験の間隔:
おおむね1週間置きぐらいには受けられるのでは?

1996年10月28日

 今日のコースは2号コースと3号コース.私は3号コースの9番になりました.全部で50人ぐらいで,各コースの17番以降は別の列にまとめられ,合計3台によって試験が行われました.試験車両はすべてVFR750K,使用されたのは1号車,6号車,8号車だったと思います.私の列は8号車,黄色いフェンダーのマシンでした.

 今日は8割以上は1回目の人のようで,空気が非常に重く感じられました.いつもなら大型の方は比較的和気藹々とした雰囲気なのですが,今日はほとんどの人が全くしゃべりません.つらい.

 9月から,ちゃんとした準備走行ができるようになったようです.以前は(といっても,中型以下しか知りませんが)発進してから本コースに入るまでの約100mだけで事実上何もできませんでしたが,そこから右折してぐるっと1周しスタート地点に戻るまで慣らし運転ができるようになっています.スタート地点で1時停止し,「スタート」という指示があってから再発進,試験開始となります.以前はどうだったんでしょう?

 後は,待合室で細かい指示の放送がズーと垂れ流されていて,そこでは「スラロームと波状路は,手前の右折前に停止し,スタートの指示を待つ」とのことですが,試験監督が訂正し,「前が詰まっていなければ,どんどん行ってよし.必要だと思ったら止まって待ちなさい」ということです.

 1回目の人が大分失敗していたのが,最初に坂道発進と,その際に試験監督にコース番号,順番,名前,生年月日を告げるというものです.止まる位置が適切でない,あるいは,全く知らずに止まらすに爆走してしまう人が多かったようです.止まる位置については,「もみの木の横」という,意味不明な指示がでていますが,上過ぎず,下過ぎず,坂道の真ん中で止まればよいです.

 なお,3号コースは,すぐに右折が控えているので,坂道に入るときに最初から右寄りでよいと何人かが注意を受けていました.

 で,私がどうだったかというと,まず,3つ前の人からゼッケンを受け取るときに「どうでした?」と聞くと,「結構重いよ,スラロームは減点覚悟でゆっくり入った方がいい」とのこと.ちなみに彼はスラロームでパイロン引っかけて中止になったようです.

 前の人が発進し,私もスタンバイします.隣で待っている人に,「何回目です?」とありきたりの質問をし,「完走率低いですねー」などと喋っていると,その人の前の人が戻ってきて,彼は行ってしまいました.間もなく,私の前の人も中止になって帰ってきてしまいました.「心の準備が…」

 いざ私の番.VFR750Kは初めて乗るのです.挨拶,確認等ぬかりなく,発進.まずは準備走行で1周と思ったら,「うわ,乗りにくいわ.これ」という感じです.車重はやけに重く感じるし,ハンドルは無駄に高く,シフトレバーの位置も変だし(これは私のRZRRとは全然違うだけ),半クラは特に問題ないけど,低速トルクが有りすぎる.その上スロットルのレスポンスが全く掴めず,ちょっと開けると「ウィン!」と出てしまい,全く低速コントロールができません.ついでに,足つきまで悪くてかなりまいりました.慣れれば結構よいバイクなんじゃないかと思いますけどね.

 前に乗ったZEPHER750やGPZ900Rは問題なく振り回せたのに,ここで「あわよくば初回で合格」を狙っていた私の密かな自信はすべて二俣川のチリとなって消えていきました.今まで見てきた二俣川での大型受験者が「ドへったくそ」に見えた理由が初めてわかりました.

 どうにか試験に入り,坂道発進.あぁ,よろめいて右足ついてしまいました.まあ気にしない.続いてよちよちと左折,すぐに右折でスラロームへ.よちよちとクリア.右側の道に出て突き当たりまで行き,左に曲がって急制動レーンへ.

 時速40km以上,と確認してパイロンまで走っているうちにスピードが落ちてしまったらしく,ストップすると「※▼×☆…から,やり直して」という冷たい声がハンドルの根本から聞こえます.とりあえず,中止じゃなくてよかった…と思い,左折して急制動レーンのスタート地点へ向かおうとしたら,「ああっ!大回りしてしまった!」まあ気にしない.で,再挑戦でクリアしたようです.

 次は1本橋.自分のバイクなら20秒も可能(うそ)ですが,何しろこのバイクは乗れん!とりあえずスピード落とすのは抵抗無いので,落ちなければこっちのもんと開き直って発進.黒木さんのまねして,ハトポッポを歌ってみました.

「ぽっぽっぽ,はとぽっぽ,まーめがめがほっほっほ,っしいかそ,そ,そ」

駄目でした.落ちました.

 無線の声が「★◎×♂刀vと聞こえます.「はいはい,中止ね」と心の中でつぶやき,丁寧にスタート地点に戻りました.自棄気味に深くお辞儀をして,終了.

 私より前の人で,まだ若そうな(といっても二十歳ぐらい),話全く聞いてない人出現.ろくに挨拶,確認もせずにバイクにまたがり,準備走行も無視して本コースを爆進していきました.坂道発進をブッちぎって一気に山を駆け下り,やり直しを喰らったものの,堂々とコース真ん中で止まり,無理なUターンをしようとしたりして,間もなく中止を宣言され,一気に戻って来ました.

 バイクを降りるところで,待合室に無線放送が流れ,「中止されて戻るまでも法規は守りなさい!!」と激怒を買っていました.本当にいるんですね.ああいう人.アレでは永久に受からないのでは?と心配になってしまいます.でも,アレなら(仮に上手くなっても)永久に受かってはいけないなと思ってしまいます.

 突然事前審査に話が戻りますが,試験監督が来て並んでいるようなときは,携帯電話のスイッチは切っておきましょう.事前審査で,説明を受けているときに,誰かのが鳴って,監督の逆鱗に触れておりました.でも常識ですよね.

 試験終了まで,上から眺めておりましたが,今日はおそらく全部で完走者10人程度でしょう.ほとんどの人が中止宣告を受けております.1本橋が速い人,スラロームが遅い人は当たり前で,今日はスラロームでパイロン引っかけて転倒,波状路でエンストして立ち往生な人もいました.そのほかにも,急制動で派手にロックさせている人や,全然止まらない人もいて,ちゃんと練習している人はほとんどいないのでは? という状況でした.参考になる人はいませんでした.

 合格発表.失格確定なので気が楽です.あらかじめ,「次回は11月1日です」と全員が告げられました.1週間で2度も受けられるとは,今は空いているのですね.

 合格者は,3号コースの前半では2人,1回目と2回目の人でした.そのほかのコースを含めても今日の合格者は4人か5人.散々ですね.

 「アクセルをしっかり」という指導をいただきました.確かに今日はそこにすべてがかかっていました.低速でのアクセルのコントロールができなかったため,すべてそれどこじゃなくなってしまっていました.というわけで,低速でのアクセルワーク,半クラワークを練習して再挑戦します.

●本日の課題.「まず慣れろ」

1996年11月6日

 今日も試験を受けてきました.11/1の指定を変更して良かった! 1日は大雨でしたよね.
 今日は明け方まで雨が残ったようで,出かけるときには雨は上がっていましたが,路面はバリバリのWET.8:30丁度に着き,受付を済ませると,2号コース10番ということになりました.

 順序は,発進→坂道発進→波状路→障害物→急制動→一本橋→障害物→信号→クランク→S字→スラローム→信号→踏切→信号→指定50km/h→おわり.

 今日の受験者は約60人.うち4人が1回目,その他に?指定前教習修了者が2人ほどおりました.1回目の人が少なかったせいか,前回よりもかなり和やかな雰囲気でした.でも試験官は前回よりも怖い.

 車両はVFR750K5号車.ピンクのフェンダー(悪趣味).今日の登場は4から7号車でした.

 指定前教習は別の列,別のバイクで,さっさとやっていました.上手すぎて参考にならない.でも,あれが理想なんだなと,とりあえず納得.
 話を聞くと,やはり無料で50時間ぐらいみっちりやってきたようです.きゃしゃで茶髪な彼は18歳だそうです.くうー.

 方や,一般の受験者は途中で中止になって次々と戻ってきます.あからさまに乗れてない人を見ると緊張が増すんですよね.
 極めつけは,私の前の人が急制動でコケました.不吉な音がしますね.「キーー,ガシャン!」そこまで派手にやる人はなかなかいませんし.

 さて,順番が回ってきて,発進です.本日の目標は「ちゃんとスピード出して,低速でギクシャクしない」もちろん,あわよくば受かろうと思ってます.

 順調にかっ飛ばしたものの,いきなり右によるタイミングが遅れました.その後無茶な交差点を左右して坂道に入るのですが,どうもライン取りが決まりません.次の交差点が近すぎていちいち寄り切らないのです.

 坂を下りて左折し,すぐに右に寄って波状路に備えます.波状路は2つ並んでいるのですが,道は違う道になっています.それが近すぎて通り過ぎそうになり,どっちでもいいと言うことで奥側の道に入ったのですが,その手前で迷ってふらふらしてしまいました.

 波状路は気にしないでカタカタと通過,前の人の多くが腰が引けてて格好悪かったので,それだけはしないように気を付けました.

 急制動は前回やり直しになっているので,ちゃんとスピードを出し続けます.今日はWET指定で13mでしたが,すでに乾き始めています.かなりスピードオーバー気味でも楽勝と言うことで,難なくクリア.

 前回落ちた一本橋は,いきなりまっすぐは入れませんでした.今日はハトポッポはやめて,というか,そんな余裕は全くなく,必死で立て直しました.途中でスピードの調節をするとかえってふらつくので,いつも自分でやっているとおりクラッチ操作だけでてれてれと渡り,今日は何とか落ちずに済みました.

 ぐるっと回って交差点は赤.一息ついて発進しましたが,このとき安全確認をせず,それが問題だとは全く気づかずにクランクに突入.スピードは最徐行ですが,ふらつきもなく通過.クランク出口の左インベタコーナリングは苦手です.すぐにS字.出口も右折なので特に問題なし.

 スラローム.若干スピード出過ぎで入ったというより,スピードはいいのですがいまいち回りきれる自信が無く,途中でスピードを落としてしまいました.

 右折して信号.この後踏切を通って外周路に抜け,一回りするだけなので,「今日は完走だ」と,ほくほくしたとたんに,「減点超過ですので,帰ってー」という,無情な無線の声.そうか,いろいろやったしなと妙に納得して戻りました.

 今日は他の受験者と結構話ができ,退屈しませんでした.私にゼッケンを渡した人と,私が渡した人と,その連れですでに大型持ってる人.私にゼッケンをくれた人は,指定前教習者に比べるとメリハリがありませんが,特に悪そうなところもなく,私が見た限りでは受かったなという感じでした.

 発表.落ちていることが確実なので気が楽です.で,その人はやはり受かりました.ちなみに2度目らしいです.彼は受かったら休みにしてやると上司に言われてきたらしく,受かった以上に休みが嬉しそうでした.これからバイク屋直行といっていました.赤いZEPHER1100が欲しいそうです.

 で,私が今回いただいたアドバイスは,私が気になったところすべて.でした.波状路は4.9秒「後ちょっとなのに」と言われ,スラロームは8.4秒「もっと速く走んなきゃ」そのまんまじゃねーか.一本橋は「結構良かったよ」ということで11.4秒でした.あんなんでいいなら気が楽です.

 もしかして,波状路ちゃんとスピードを落として,(今回はスピード落とそうとしなかった)スラロームでもう少し攻めておけばひょっとしたのかな? と思うとちょっと残念な気もしますが,それで受かっちゃっても納得がいかないので,今回はこれで良しとします.

 結局今回に向けては何も練習できなかったので,今度は小回りの練習をちょっとやっていこうと思います.

 次回(11/12)勝負かけます! 乞うご期待!!

1996年11月12日

 よく考えたら,授業なのでキャンセル.

1996年11月13日

 ところで,今日二俣川に行って来ましたが,キャンセル待ちであぶれました.その結果,いつもより早く大学にいます.早起き三文の得.何しよう?

1996年11月20日

 またあぶれた!くやちい!!

1996年11月21日

 で,懲りずに今日また行って,今日は受けることができました.夕べは冷たい雨の中走ることになって最悪だった..

 今日は55人ぐらい受験.キャンセル待ちなので試験開始ギリギリに受付となり,コースの確認の時間がありません.今日は2号コースで,26番.18番以降は別の列になるので,順番としては真ん中ぐらい.

 で,今回は受かるはずだったんですけど,一本橋で落ちちゃいまして,おあずけです.くやちぃぃぃぃぃぃ!!!
失敗した点
その他の記録
 ということで,全く参考になりませんね.なんか,変に緊張してしまったみたいです.来週の水曜日にまた受けます.

 で,みなさんの参考になることは全くないので,神奈川ローカルで「『遅刻王』伊東が送る,キャンセル待ちの極意」を紹介.

 7:50開門.基本的に開門直後に入らないとすぐにたくさん名前が書かれてしまうので,できるだけ早く行く.この時間までに十分行けるような早起きの得意な人は対象外です.

 R16本村インター方面から時間ギリギリにバイクで行くことを想定.

キャンセル待ちのヒットは10人前後のようです.今日は8人でした.

1996年11月27日

 今日また二俣川に行ってきました.いつも火曜日に指定を受けてしまい,私は火曜日は抜けられないのでまたキャンセル待ちです.

 今日は雨という予報だったので,慌てなくてもキャンセル待ちにヒットするだろうと思って起きたら,降ってません.でも,これから降るのだろうと思い雨装備を持って二俣川に向かいました.そしたら 途中で降り出して,着くまでに結構濡れてしまいました.途中でカッパ着てる時間はなさそうだったので.

 で,着いたらやんでしまいました.キャンセル待ち6番で「なかなか早く着いた」と思っていたら,それでも今日のキャンセル待ちのビリでした.ただ,やはり受験者総数が少なく,受けることができ ました.

 3度目の2号コースで,21番.2度目の5号車(ピンク)です.
今日は受験者が少なかったせいか,完走率が非常に高かったです.雨でも来るのはそこそこ乗れる人が多いのか,人が少ないので,減点超過しても最後までやらせてくれたのだと思います.

 17番から別の列になったので,5番目に私の番ということで,出撃.初回ではメタクソ言ったVFRも今では勝手知ったる乗りやすいバイクです.大きなミスもなく進み,一本橋で落ちるのだけはごめんだ! ということで,しっかり遠くの方を見てバランス良くわたりました.ただ,遠くを見るとスピードが上がってしまうので,スイスイって感じになっていしまいました.落ちるよりいいと思い,気にせずに先に進みます.

 見通しの悪い交差点を左折すると,道を間違えたか何かのバイクが左に寄せて止まっています.そこは短いところなので,追い抜くにもタイミングが合いません.それでも右に寄っていくと,彼は発進しようとします.「いかんいかん」と思い,止まるほど減速して左に寄り,芸術的な最徐行をしていると,無線で「抜いちゃっていい」と思しき指令が入りました.しかし,今更抜かせるタイミングでは 無かったので,前のバイクをやり過ごしてから進みました.

 右折前の進路変更とそれに伴うウインカー出しのタイミング取りが苦手なので,ひたすらキョロキョロしてごまかしました.そして外周を周り戻りました.初めて完走できたものの,いまいちしっくりこなくて微妙な感じです.落ちてても文句言えないな.という出来でした.

 結果発表で,合格者が先に呼ばれます.「おっと,受かってたらここで呼ばれるんじゃん」と気づき,にわかに緊張しますが,呼ばれません.ああ,また落ちてしまったんだなと,がっかり.
 きっとあちこちケチ付けられるんだろうなーと思っていると,

「伊東さんねー,最後右からバイク来てたでしょ? あれさえなければ合格だったのに.」

 え?右からバイク?何だっけ?? あ,あそこか,いたわ・・・
 最後の50km道路から発着場に戻るところで,外周路を横切るように小さく右左とクランクするのですが,外周路を右から練習走行のバイクが来ており,発着場に戻るべく右折をしようとしていました.彼は止まっていたので,(そこは一時停止ではない)こっちが優先かなと勘違いして先に行ってしまったのです.

 よく考えると,いや,考えなくても,彼がバリバリ優先でした.失敬.

 そんなわけで,進行妨害で中止か,優先妨害で−20.ですね.ふー.
 あとは,「一本橋10.4秒,スラローム8.6秒,波状路6.5秒」ということで,他は何も無し.(スラロームはまだ苦手です)


次(12/3-4)は受かります.(そろそろ狼少年だなぁ)

1996年12月4日

 今日こそはと思っていたら,天気がやけに良かったので嫌な予感がしたんです.
で,やっぱり今日はキャンセル待ちが2人しかヒットせず,あぶれました.

 水曜日はいつも混んでいるような気がしますが,水曜日が自由になりやすい人というのは多いのでしょうか?自営業系は平日では水曜休みが多い気もしますが.

 そろそろ私も時間の自由が利かなくなってきたので,明日のキャンセル待ちに失敗したり,次の試験に落ちたりした場合,修論発表の終わる2月中旬までお預けになってしまうかもしれません.

 そういえば,神奈川県では,試験終了から結果発表までの時間の無駄(落ちた人の)をなくすべく,システムの改良をするつもりのようです.明らかに落ちてしまった場合には,結果発表を持たずに,「自動予約機」のようなもので次回の申し込みを済ませ,さっさと帰って良い.というものを考えているようですが,「予算」を取らないとならないので…と言う理由で,大義名分を作るために2週間ほど前受験者にアンケートをとっておりました.わたしはそのころキャンセル待ちにあぶれまくって,受験者になれなかったので,アンケートには答えられませんでしたが,目的が目的だけに,おそらく結果さえ出ればそのプロジェクトは通過するものと(勝手に)予想され,私の予想では,来春あたりには実現すると思われます.

1996年12月5日

 今日はすごい天気でした.しかも,どんどん悪くなってくるし.

さて本題.
 もったいぶっても仕方ないので,結果を申しますと,ついに合格しました!

長かったよーーー  ぉぃぉぃぉぃ…

 今日の受験者数は約40名.かなり少ない数です.今日は3号コースの19番.14番から別の列になりますが,2号コースの後半の後になるので順番的には最後から2番目です.

 試験車両はVFR750K7号車(赤)今まで乗った中では多分最悪のマシンです.
 雨は全く気になりませんが(もちろん雨装備は完璧),今日は風がかなり強いので神経を使いました.一本橋で風に煽られると全てがパーになってしまうので,あまり耐えずに,スイスイ渡ってしまおうと思いました.

 強風の影響は一本橋よりもむしろ発進停止時にあるようでした.実際に一時停止の場所で数度よろめいて右足をつきそうになりました.

 その他.ミスしたなと思われるところもいくつかありました.
 しかし,今日の出来は,これ以上を求められてもちょっと辛いなーといったところでした.
 点数は90点だとわかりましたが,何が減点かは教えてもらえませんでした.

 私の列では3人受かりましたが,試験官は
「みんな満点ではありませんが,70点以上ですから,特に何も言うことはありません.これからももっと上手く乗れるようにがんばって,他に受ける友達とかがいたら教えてあげなさい.もうその資格があります.それから,でっかいバイクに乗るときは,気を付けて.」
などと,いい加減なことを言いました.

 受かったらやろうとしていたことがいくつかありました.
…残念.

まとめ

かかったお金
試験5回×(証紙2700円+貸車券1000円)=18500円
その他雑費
燃料代とメシ代.
かかった時間
あしかけ45日ぐらい.内,試験場に行ったのは9日.
練習時間
2時間ぐらいかな?
安くて簡単でしょう!

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おわり.


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