Transporter SAMBER-Van - SAMBER Page -

■はじめに

スバル SAMBER-Van をトランポ化するページです。SAMBER Dias Wagonとは若干違いがあるようです。

サーキットで走行するにあたり、いつかはやってしまう転倒。身体へのダメージが無かったとしても、バイクが走行不能になったら…。 持ってきたスペアパーツだけでは修理しきれなかったら…。帰れない、さらには周りの人にも心配や迷惑を掛けてしまうことになる。

9ヶ月の間に2回転倒、やはりトランポの必要性を感じて購入。

簡潔にさらっと書くのも面白くないので、買うまでの経緯なども書いていますが、サンバー購入を考えている人に参考になるような記事は 後ろの方に書いてありますので、最初の方は読み飛ばしてください。

■新規格軽貨物車 荷室寸法
■サンバーの室内・荷室写真
■タイダウンフックの取り付け
■バイクの積載・タイダウン
■メモリナビの取り付け
■ETCの取り付け
■実走行・乗り心地


■悩ましいトランポ選び

軽1BOX、軽トラック、ミニバン、バン。普通の選択肢はこれくらいか。軽でも旧規格と新規格があるね。

自分の場合は今乗っている乗用車は残しておきたいというのと、サーキットへ行く回数が少ないことから、あまりランニングコストが掛からない車 を買おうと思った。出来れば初期投資もあまりしたくない。月1、2回のサーキットのために新車同様なんて有り得ない、と思っていたので。

レンタカー、という選択肢もあるけど、予約・借りに行って・バイクを積み・時間を気にして帰り、バイクを降ろす・返却。という手間が 自分には面倒臭く感じた。って借りたこと無いんだけど。自分の好きに使いたい、と言う気持ちの方が強かったかな。

軽自動車ではやっぱり疲れそうなので、最近のサーキットシーンでは主流のステップワゴンが荷室の不安も無いし、楽でいいかなと視野に 入れたけど、乗用車を2台維持してまでサーキット走行するのかというと、そうでもない気持ちなのでやめ。

まずは中古・軽1BOX・旧規格で安いヤツを見てみようと、ネットで目星をつけて中古車屋さんへ行ってみた。


■中古の軽1BOXは

さて、目星をつけたのは旧規格サンバーディアス・スーパーチャージャー付。9万キロ。14万円。荷室は広いが、 ハンドルから伸びるシャフトがむき出しで真下に下りているため、右に偏ったペダルレイアウトが気になりました。旧規格の軽自動車は こんなもののようだが。運転しづらそうだ…。

交換が必要な部品としてタイミングベルトは大抵やっておいた方が良いとか、ウォーターポンプだとか何とか、そのお店でやる必要はないけど、 やらないと今後は故障してしまうだろうと言う話。スーパーチャージャーも故障の元になるとか…。バイクでコケていないのに高速道路で 立ち往生してしまっては本末転倒。気になるところを全部交換すると法定費用合わせて+14万円くらいはまず見てくれとか。

14万円のクルマに14万円も掛けて乗るのかよ!ちょっとバカらしい気がする。程度の良いクルマは40万円とか…。 それでも4万キロとか結構な距離を乗っていたりしていて、軽の中古車っていいのか?と思ってしまった。


■旧規格・新規格

友人たちの経験談を聞いていると、旧規格の軽自動車は年式的な故障が多いだろうと言うこと、横風に簡単に煽られて危険だ、 ということが分かってきた。

旧規格はやめておこうかなという思いを決定づけたのがこのブログ。いろんなクルマに乗られている方の 一言インプレがなかなか参考になった。これを見るとやっぱり新規格は安全性を確保するためのものであり、旧規格では今の時代厳しいんだなと思った。

新規格の中古でも年式の古いクルマは交換部品も多そうだし、新古車は無いのかな?と思って探してみると、結構出てきた。1万キロ未満のクルマで大体相場的に70万円前後。 希望はAT。Bloccomanさんの軽トランポ購入計画を見てなるほどと思ったんだけど、転んで負傷してもATであれば運転して帰れるかもしれない、と言うこと。 MTだと両手を両足が満足に動かないとさすがに運転できないしね。

つーワケで、またもや目星をつけたニッサンクリッパー(三菱ミニキャブOEM車)を見に、カレスト座間へ行ったのでした。


■新古車の良さ・荷室の大きさ

さて、カレスト座間では新品同様のクリッパーたちが何台もいて、さすがは巨大展示場と感心することしきり。 あらかじめ目星をつけたクルマのページを印刷しておき「これ見せてくれ」とお願いしておいたので話はスムーズ。

1万キロに満たない新車同様のクルマって何で中古市場に出るの?ってちょっと疑問だったので聞いてみた。どうやらディーラーの 販売ノルマのために買っただけのクルマだったり、展示・試乗車だったりというのが理由らしい。確かに車検証などを見せてもらうと ディーラー所有になっている。なるほど。前のオーナーが使用用途不明の個人ではないというのは何となく安心。

走行距離、数十キロというクルマもあって、数千キロのクルマとほとんど値段が変わらない。これはかなり欲しくなる。

目的はバイクを積みたいため、と言うことで荷室の寸法を測らせてもらう。新規格クリッパーはやはり微妙に小さい。展示してあった アクティも測らせてもらったが、若干クリッパーより広かった。つーことで一応アクティの見積もりをもらう。

ここで知ったのは、カレスト座間はニッサン系列なんだけど、整備を行った後、ホンダの整備工場に確認をしてもらい、1年落ちの中古でも 新車の保障が適用になるということ。また、車両金額には整備費用も含まれているため、+法定費用だけで済むということ。なるほどなるほど。 これはいいんじゃない?走行距離4万キロ超なのに乗り出しで50万円くらいするクルマより、1万キロ未満で70万円の新古車を選ぶのは当然でしょう。

かなり購入に傾きつつ、帰宅。あとはサンバーとエブリイの荷室を調べよう。


■サンバーバンに決める

どこのメーカーもディーラー中古車のネット検索が出来る。初めてスバルのサイトで中古車情報を調べたとき、サンバーが1台も出なかった。 なんだよ、サンバーって主流じゃねぇの?って思って結局カレストに行ったんだけど、改めてやってみたら原因判明。初期設定だと100万円〜の設定に なっていたから出なかったみたい。

0円〜に設定しなおして検索すると、見つけましたよ。走行距離6800キロ、70万円のサンバーバン。小田原にあるようです。行ってみようじゃないか!

小田原まで、東名を使ったらいきなり渋滞したりして、かなりガックリしつつカースポット小田原へ。そこにあったサンバー。まず荷室を測りました。 全長2,000mm超えてる!クリッパー、アクティは1,800mm台であり、2,035mmのVTR250を積むには厳しいかなと思っていたところへ、いきなりの2,000mmオーバー。 さすがだぜサンバー。

そして追い討ちを掛けるように今決めてくれたら諸費用込みにします。オプションもおまけします。と営業マンの押し。帰りに近所のスズキに寄って エブリィの荷室を測るつもりだったんだけど…。迷い迷ってから購入を決め、手付金35,000円を払ったのでした。


■軽自動車の種類と利点

サンバーディアスワゴンとサンバーバンってそっくりなのに何が違うのか?

各メーカー同じような1BOXカーが違う名前で存在して、中古車を探すときに違いが分からず困惑しました。大きくは「乗用車」と「貨物車」 で分かれているようです。

貨物車は何が違うのか?ですが、軽自動車の場合はデメリットがほとんど無く、税金や任意保険が乗用車よりも貨物車の方が安いのです。 普通自動車の場合は、乗用車と1トン積貨物車で比べると、貨物車は車検期間が1年のためにコストアップになってしまいますが、軽自動車は 同じ2年。軽トラックなど1次産業で広く活躍している車は多少優遇されているんだろうなぁと思います。

軽自動車の区切りで見ると、毎年の自動車税は乗用車で7,200円、貨物車で4,000円(2,000cc小型乗用車39,500円、1トン積貨物車8,000円)と安いですし、 高速道路の通行料金もバイクと同じですので、自走でサーキットまで行くのと変わりがありません。

軽自動車のコストについては社団法人 全国軽自動車協会連合会が詳しいです。


■新規格軽貨物車 荷室寸法

軽貨物車をトランポにしようとする人のために、実車で調べた荷室の値を書いておきます。全て新規格です。

車種高さ奥行き荷室対角長荷室高
(地面から)
クリッパー(ミニキャブ)1,130mm1,800mm2,050mm670mm
アクティ1,130mm1,800mm2,100mm680mm
サンバー1,160mm2,040mm2,250mm未計測

  • 高さはハッチの高さです。(ハイルーフ車の室内はもうちょっと高い)
  • 奥行きは荷室床で測っています。リアドアは外側に膨らんでいるため、実際は数値より多少広いと思います。


  • ■クリッパーバン(ミニキャブ)、アクティの利点

    サンバーよりもこれは良いなと思ったところ。

    比較クリッパー・バン、アクティサンバー
    荷室リアシートを倒してフルフラットになるリアシートの部分は多少低い(段差ができる)
    助手席スライドシートではないものの、背面が座面まで倒れる(アクティだけかも・記憶曖昧)スライドシートではない。後ろにリクライニングするが、前にはほとんど倒れない
    フックアクティにはタイダウンフックがオプションパーツで存在するタイダウンフックのオプション無し。

    ■サンバーの室内・荷室写真

    荷室内寸を測ってみた。


    荷室下にエンジンがあるため、リアシートと荷室は若干段差があります。


    ハッチ幅 最大 約1,240mm


    ハッチ幅 底辺部分 は 約1,040mm


    荷室奥行 最大 約2,040mm


    サイドブレーキ後端から計測


    荷室対角 最大 約2,250mm


    助手席後ろから計測


    助手席はこれしか前に倒れません


    リアハッチは多少膨らんで長さを稼いでいます


    一番深くて 約70mm


    ■タイダウンフックの取り付け

    サンバーをトランポに使う人は多いのに、意外とWebを探しても出てこないのがタイダウンフックの取り付け。 一体みんなどこに付けてるんだよぉ〜という人のために、良い悪いは別として自分の取り付け位置を紹介。

    タイダウンは4点で行っています。前の左右2点、後の左右2点です。前は運転席・助手席のシートレールのボルトを アイボルトに交換。サイズはM8。純正ボルトに丁寧にサイズが書いてあります。

    後ろの左右は、リアシート上のグリップをフック代わりに使用しています。


    赤い丸の位置のボルトをアイボルトに交換


    運転席側(M8)


    助手席側(M8)


    アイボルトとは、ボルトの頭が写真のようにフックが通せる輪になっているボルトです。 ホームセンターで手に入ると思います。スチール製で160円程度でした。隣にあるのは交換したボルト。


    ■バイクの積載・タイダウン(写真追加予定)

    いよいよ積載です。バイクを荷室に載せるためには、金属製のラダーが必須です。また、人の足場も必要です。当初の考えでは 耐荷重80キロのRVボックスを足場にして、ラダーはバイク用だけと考えていましたが、不安定で危険だったために急遽もう1本購入しました。

    ラダーは、価格の安いアストロプロダクツのアルミ湾曲ラダーを購入しました。

    1台積みなので、バイク用ラダーは中央に。左に足場用ラダーを設置します。

    エンジンを掛けて半クラでラダーを登らせる場合、トランポにラダーを掛けているだけの状態ではバイクの駆動力によって 最悪ラダーが外れてしまう可能性がありますので、タイダウンベルトなどでラダーが外れないようにしておいた方がいいでしょう。

    積み込みが完了したらタイダウンです。

    タイダウンにはタイダウンベルト(両端フック付)、サブベルト(車体側に巻き付ける輪状のベルト)が必要です。 タイダウンベルトはラチェットタイプをおすすめします。狭い車内でのタイダウンでは、ベルトを引っ張りづらく力を掛けにくいというのと、 疲れた身体でも簡単に強くタイダウンができます。ラチェットタイプのタイダウンベルトはホームセンターで1本680円程度でした。 サブベルトはタイダウンベルトのベルトが大抵長くて余るので、切って使ってもいいかもしれません

    タイダウンは左右2点ずつ、4点で前後左右にテンションが掛かるのが一番良いと思います。下方向へタイダウンを行う場合は、 サスペンションを完全に縮ませてしまうか、サスペンションの影響の無い場所でタイダウンを行うべきだと思います。 サスペンションが中途半端に縮むようなタイダウンの場合、車体の振れによりサスペンションが縮んだときにテンションが掛からずに危険です。

    シートレールのアイボルトには、フロントフォークにサブベルトを通してタイダウン。サスペンションに影響しない場所に行えば、これだけでも バイクがしっかり固定されます。(バイクを押すと自動車が動くくらい固定される)

    後ろはリアシートのグリップ(手すり)とバイクの荷掛けフックを左右タイダウン。

    補助として、フロントブレーキを縛る、三角ブロックをリアタイヤにかませることにより、バイク自身も固定しています。


    ■メモリナビの取り付け

    ナビが無いと、道に迷ったときに心配です。しかしDVDナビ、HDDナビは高くて買いたくありません。 タイミングよく、SANYOからミニゴリラというメモリナビが発売になり、ワンセグ付ながら価格の安いオートバックスモデルを購入しました。

    電源は何も考えることなくシガーソケットから。パーキングはWebの情報を拾ってきてキャンセル。(M2.6x10のビスをねじ込む)

    取り付け位置はETCのことを考えて右側にしましたが、夜で街灯の無い場所ではナビの画面が窓に反射してしまい、サイドミラーが見づらいことが分かりました。 他に良い場所も無いのですが、あまりお勧めしません。

    安くて良いのですが、番地までの検索がほとんど出来ないということもあり、目的地まで何も考えずに行けるワケではないようです。 最終的には携帯電話のナビ機能などを使うことになりそう。まぁ家に帰ることは出来そう(^^;。


    ドライバー視点から


    付属スタンドを使用しています


    配線は内側を通しました


    ■ETCの取り付け

    窓の開閉が手動のため、高速料金の支払いが非常に面倒臭いです。割引やマイレージもあるのでさくっとETCを取り付けました。

    パナソニック CY-ET806D (アンテナ一体型)

    パナソニック製は電源にBATTとACCの2本必要です。「電源取り出し線付ヒューズ」を使い、ヒューズボックスの中のヒューズと差し替えてやるだけでOK。 アースはボディの適当なボルトに共締めしてあげるだけです。「電源取り出し線付ヒューズ」はカー用品店やホームセンターにありますし、加工不要なので 簡単に配線できると思います。

    サンバーで使っているヒューズはミニ平型ヒューズでした。電気系統のヒューズは、平型、ミニ平型、低背の3タイプがよく使われています。 参考エーモンブログ ヒューズについて

    自分は以下の場所からそれぞれの電源を取りました。万が一ヒューズが切れてしまっても、走行に影響の無い場所から取った方が良いと思います。 取り出し位置は本来のヒューズの手前から分岐させ、ショートしても先に取り出し側のヒューズが切れるようにしているつもりです。

    電源使用用途アンペア数取り出し位置
    BATTドアロック15A(ミニ平型 青) 下側
    ACCリアデフォッガ15A(ミニ平型 青)下側

    ちなみに:リアデフォッガはACCでは無く、エンジンスタートにより電圧が掛かります。


    一体型は取り付けに苦労します。(懲りた)


    一度クランプで止めて、あとはガラスとダッシュボードの隙間にケーブルを埋めてます


    ダッシュ形状に沿って配線


    赤枠の隙間に沿って配線


    時間が無くてやっつけ。もうそのまま(笑)


    ヒューズボックスに使用用途が書いてあります


    ヒューズボックスは運転席の左下にあります。作業性が非常に悪い!
    (注:現在は電源取り出し位置が変わっています、上のヒューズは「リアヒータ」。エンジンファンにも使っていたため変更。)


    GND(アース)は足元の適当なボルトに共締め


    やっつけ具合。タイラップ1本!中央奥がGNDに落としたボルト。


    ■実走行・乗り心地

    気になる軽1BOXトランポの乗り心地ですが。

  • 3ATは結構うるさいです。
    50km/hくらいで3速に入ってあとは回転数を上げていくだけなので、かなりうるさくなります。 80km/h〜90km/hまでなら我慢できるので、大体いつも85km/hで走っています。

  • 風に煽られます。
    トラックの追い越しでもかなり煽られます。トラックはまだ後ろから来るのが分かるので身構えられますが、風の影響は 本当に怖いです。首都高ベイブリッジを走行中、突然左右に振られハンドルを切っても切ってもまっすぐ走れず恐怖にひきつりました。 当時風速12メートル。サンバーはキャブオーバーということで、他の軽よりホイールベースが短いために余計風に弱いかも知れません。 2WDよりも4WDの方が直進安定性があるかも。

  • 普段着、仮眠、飲み物、本当に楽!
    当たり前ですが、バイクと違って普段着で居られる、眠くなったらシートをリクライニングさせて仮眠も取れる。飲み物をすぐに飲める。など 良い事尽くめです。雨が降ろうが、寒かろうがへっちゃら。

  • みんなを待たせることが無い
    走った後はみんなで飯食うかーとか、温泉入ろうかーとか言う流れになることもありますが、自走で雨なんか降ってた場合はレインコートを 脱いだり濡れたものをビニール袋に入れたりとか細かいことが多くてすげー手間だったり疲れますが、トランポなら普段着なのでサクサクです。 みんなをずっと待たせることも無くて気持ちもさわやか。

    というわけで、風には弱いものの、維持コストが安く、楽チンな軽トランポは今のところベストチョイスなのです。


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