・経過9:(1999.09.01(水)・自宅安静、保険交渉、警察へ届けの連絡)

 双方の保険会社に電話してそれぞれの主張について確認してみる。その結果、相手(車)は自分が黄で進入して衝突したのだから、バイクも同様に黄ないしそれ以前で右折してきたのだろうというのが論旨だった。

 つまりバイクがそのように進入してきたのを見たわけではなく、自分の進入タイミングからそう主張しているのだった。対してこちらは赤で右折開始といってるのだから、相手の進入タイミングが黄か赤以降で主張が食い違うことになる。

 結局警察の届けがどういう結論になるかということになりそうだ。調べがどうなるのかはわからないが、お互いの主張が食い違ってるので面倒なことになりそうだ。証人か証拠があればいいのだが、それは相手にもいえるし。なんとなく気が重い。どこまでも平行線だと裁判まで行ってしまうのだろうか。

 警察の担当者は昨日の夕方ようやくつかまったので人身で届けを出したいということは伝えた。見込みでいいから診断書と、バイクの写真(警察は当日に撮っていなかったのだろうか?)を用意してくれとのことだったので今日手配した。両方ともすぐには手に入らないが、警察の方からもその後の連絡はまだない。

 ということで気が重いままの待機ということになってしまった。

 怪我の方は相変わらずゆっくりとしか変化がない。腫れは膝の内側から臑にかけての外傷のあたりがほとんど引かない。他はだんだん引いてるし、外傷も一部かさぶたが残るくらい。傷跡ははっきりわかるが。痛みはほぼ落ち着いてきたが、立ち上がったときに張る感じはまだある。

 今日は久しぶりに風呂に浸かってみた。といっても腰までだが。右脚をマッサージとかしてみる。少なくともすっきりした気分にはなれた。



・経過10:(1999.09.02(木)・自宅安静、保険交渉、警察へ届けの確認)

 夕方になって安田火災から電話。相手の保険会社が譲歩してきたらしい。内容は、バイクが青で交差点進入して右折待ちしていたのは認めるから、車の交差点進入のタイミングを黄で認めてもらえないかと言うことだった。

 それだとバイクの右折開始が遅くとも黄〜赤の時ということになるが、交差点内で右折待ちをしていたという最低限譲れない線はクリアしている。ちょうど安田火災から送ってもらった判例の資料があったので併せて見てみると、

 さらに過失割合については、基本から少し譲歩して「車80:バイク20」を提案してきたらしい。割合だけ見れば納得してもいいレベルに感じた。念のため、この条件をのんだ場合人身の扱いはどうなるのか確認してもらう。

 その結果、警察への人身事故の届け出が前提になるが、過失割合からしてこちらを被害側として対人保険を適用するということだった。警察の届け出がまだ確定してないのでちょっと考えたが、とりあえずまとめられるところは早くまとめたいという気持ちが勝って、この条件をのんで物損の処理は先に進めてもらうことにした。

 意地でも自分の主張を100%通すという選択もあったが、こちらとしても自分の主張以外にそれを裏付ける物がなく、相手の主張を退けるに足る物もないので、長引くことはあっても決着するという自信は今ひとつなかったし。妥協といえばそれまでだが。

 それにしても昨日確認したばかりなのにもうこうなるとは予想外だった。相手の保険会社に相手が僕の行動を見ていたわけではないという点をしつこく確認したのが効いたのかな。どっちかというと相手の保険会社の突っ張り作戦のような気もするが。

 こうなると残るは警察への届け出なのだが、担当者に確認したところ、書類や図面を揃えるので早くて来週中、再来週になるかも、ということだった。これはこれでどういうことになるのかまだよくわからないので、気が休まるというところまではまだいかない。

 ともあれ物損の方はこれで進展しそうだ。装備品の損害の写真を早く保険会社に送らなくては。

 一方怪我の方は相変わらず。膝の外傷部分の腫れがまだ引かない。なので膝も浅くしか曲がらない。その他の部分の腫れは徐々に引いてきた。皮膚の変色も消えつつある。痛みは落ち着いてきているが、痛み止めはまだ飲んでいる。



・経過11:(1999.09.06(月)・通院3回目)

 今日は通院1回目で指定された診察日。指定された時間に筑波メディカルセンター病院へ。予約扱いだからすぐ終わるかと思いきや、むしろこっちの方が混んでる感じで結局今までで一番待たされた。やれやれ。

 そして診察の結果は、まだ腫れは残ってるものの、もう安静の必要はないとのこと。腫れは特に外傷の部分が顕著だが、これは中で血腫になっていて、次第に引いていくものだそうだ。それよりも今後は関節が固まらないように、むしろ動かした方がよいとのことだった。

 ということで特に処置はなく、湿布だけ処方してもらって、あとは2週間ぐらいしたらまた来て下さいということで診察は終了。買い物しつつ帰る。

 もう安静の必要はないということで、明日から職場に復帰することにした。まだ歩くのは少し苦労するが、リハビリも兼ねるということで。まったく、自宅安静の2週間は長かった。

 もう少し右脚が動くようになったら、次はバイクを今はビーライドに置いてあるろくえふに戻すのが目標だ。はやくバイクにまた乗りたい。バイクに乗って。。。湯治に行くのだ。

 今のところ右膝は90度位までは曲げられる。立った状態ではそれほどではないが。それと右足首も垂直から前方向に曲がらないので、むしろこっちの方が歩きにくい原因である。これからはどんどん動かして可動範囲を広げていかなくては。動かないよりも、痛む方がましだ。


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