うどん講習会
今日は会社のうどん好き野郎達6人を引き連れて踊るうどんの講習会に参加することに。
しかも、愛媛朝日
テレビが取材に来るということなのでちょっとドキドキ。
家を出るのがちょっと遅れて、講習開始の朝10時ちょっと前に踊るうどんに到着。すでにTV局のクルーが店の
前を撮影中だった。
カメラの後ろを通ってそそくさと店内へ入る。
すでにみんな集まっているだろうと思ってたんたけど、
中に入ってビックリ。半分くらいしか来てねえー!しかも来てないメンバーは全員うちの会社の人間。ダ
メダメですね。
10分遅れくらいでなんとか人数がそろい、講習会開始。
まずみんなで資料を見な
がら手順を説明してもらう。その間も至近距離から撮影されて微妙に緊張。
対面の先輩はガッチガチ
に緊張。その先輩見てると何かやらかしそうでこっちもなんだか緊張。その雰囲気を察してか、隣の先輩も緊張
開始。
これぞ相乗効果だね☆
説明が終わり、大将による実演がなされたあと各自作成開始。
- 水240gと塩25gを混ぜて塩水を作る
- 作った塩水から50ccを別の容器にキープする
- デカめのボールに小麦粉500gを入れ、塩水を混ぜる
- アイアンクローでもかけるんですか?という感じに指を広げ、小麦粉をかき回す(5分以上)
めちゃめ
ちゃしんどいよ
- 小麦粉が黄色くなり、パン粉や粉チーズみたいにサクサクになるので最初にキープしといた塩水50ccを
混ぜる
- とたんに固まりはじめるのでこねくり回し、時にはパンチを繰り出しつつ練りたおす(1〜2分程度)
- 丸く形を整え、ビニール袋にいれて30分以上寝かす
- 踏む。全力で踏むのではなく、まんべんなく丸く広がるように踏む。最終的な厚さは1.5cmくらいか
な。
優しくね
- 内側に三つ折りにして長方形にし、土踏まずで軽く踏む
- 長方形の上下を内側に折り、正方形にする
- 一片が15cm位になるように踏む
ここではんぺん
のように
のっぺり
とした正方形になるようにしとくと後で楽
ついにうどんを打ちにかかります。
でも素人には『打つ』のは難しいらしく、『延ばす』方法を教えてくれ
ました。
- ビニール袋から生地を取り出し、机と生地に片栗粉をまぶす(結構大量に)。
- 麺棒(50cmくらいがいい)でまず正方形の角部分を延ばす。
4つ角をバランス良くね
- 角がのびたら今度は『片』部分を延ばしていく。方向は手前から奥方向にね。
このとき、一番下か
ら延ばしていくと厚みにばらつきが出るので生地の真ん中から上に向けて延ばしていく。
- 1片を延ばしたら90°回転させ、次の片を延ばすようにする。
- 全体が程良くのびたら手前方向から生地を麺棒に巻き付ける。
そ
れっぽくなってきた
- 巻き付けた生地を押しつけるように転がす。まず両手で真ん中をひと押し、次に手のひら1つ分ずつ左右に
移動してひと押し。
これを繰り返して生地の端っこまで押す。4〜5押しして麺棒を引き戻すって感じかな。
ちなみに『打
つ』っていうのはこの『押す』っていう作業のところで机に叩きつけるようにするらしい。
- 上記の作業を4
片にまんべんなく行う。目安は50cmの麺棒いっぱいに生地が拡がるくらい。
- 生地を広げて厚さにムラが
ないかチェック。外側が厚くなりがちなので、厚いところは麺棒でのばす。
- だいたい全体が3mmくらいになっ
たら一度麺棒に巻き付け、くっつかないように片栗粉をまぶしながらつづら折りにしていく。
幅5cmくらいで、
ピラミッド状になるようになるように折っていくと切りやすいよ
リズミカルにね
- 有る程度切れたら、麺をほぐしながら容器に入れとこう。
ちゃんとほぐさないとくっついちゃうかもね
- なるべく大きい鍋にたっぷりと湯を沸かし、麺を投入します。麺が浮き始めるまで軽く
混ぜよう。
- 10〜15分ほどゆでる。気温等の条件によってゆで時間が変わってくるので、10分
すぎたら麺を1本取り出して冷水で締めてゆで具合を確かめよう。
麺をゆでてる最中に大
将が「茹であがる4分ほど前に釜から麺を引っ張り上げ、何もつけずに食うのが一番うまいんだよ。」と
教えてくれたので早速実践してみる。
だいたい8分ほど茹でたところで麺を1本引っ張り上げ、そのま
まズルズルすすり込む・・・・
う、うまいっ!
これはびっくり。まじでうますぎ。
この
ま
まこの釜のうどんを全て食い尽くしたらみんな怒るやろなあ・・・と考えてしまったほどうまい。
そんな僕のリアクションを見て他の人たちもゾクゾクと釜に集まり、列を作って順番にうどんをすすりはじめ
た。
ちょっと想像してみてください。うどん屋の厨房で、釜を目指して列を作っている人々。
そしてその先
頭は釜から直接うどんをすすっています。なんだかちょっと異様です。
- 程良く茹であがったら麺を冷水にうつし、流水で良く洗う。水はギンギンに冷やした方がよい。
うどんを洗う大将 vs 撮影班
- 洗い終わったうどんをザルに入れ、よく水を切ったら完成だ!
食う
ほんじゃあみんなで食いますか!と言う時にカメラマンが
「カウン
ターの奥から、へいお待ち!ッて感じの画が欲しいんでこう出してください!」
と仕事をし始めた。
その後も、こっちからもこう出してください!とか、ネギやレモンは無しで!とか何テイクも撮り直して
る。
おおー、なんかほんとにTVの撮影っぽい!
もうすっかりTVカメラが居ることに慣れてしまって
た我々にとっては、むしろそっちの方が違和感感じて笑える。
そんで次は川上アナがうどん食うシーン
の撮影へ。
いままでただのいち参加者として黙々とうどんを作り、このおねえさんはいつ仕事するんや
ろ?と思われていた川上アナもカメラを向けられたとたんオーバーアクションの情報レポーターに豹変。
あれはきっと背中のディップスイッチを切り替えられたに違いない。
次に他の参加者が
うどん食べてるシーンの撮影をしようとしたが、みんな2分で完食してしまっていたため、
「あっ!もう食べ終わってるっ!!」
とか言われてしまいました。
そんなこと言われても、うちたてのうどんを目の前に出されて我慢できる
わけないじゃろ?
結局もう1杯作ってから撮影してました。
でも僕の所に来るまでにはまた完食し
てました。
僕ダメですか?TVの進行とか無視しすぎですか?
味
ちなみに自分でうったうどんの
味はどうだったかっちゅうと、
その辺のうどん屋を圧倒してると言っても過言ではないくらいうまかったです。
ハッキリ言って素人で
もこんだけのうどん作れるのに、他のうどん屋は何をやっとるんだ?!って感じす、マジで。