Linuxクライアントに配るためのNetBSDのNISサーバ

ようはshadowファイルをマップ化して配ればよい。 NetBSDの ypinit -m が作ってくれる Makefile にはこっそりその設定が入っている。 foo ドメインで構築したとすると, /var/yp/foo/Makefile に shadow: というターゲットがある。 これを all: ターゲットに足すと Linux で使えるdbファイルを作ってくれる。

ただし,Linuxでの passwd ファイルで,パスワードを shadow に分けてある印が :*: ではなく :x: なので,passwd.byname.db の 生成ルールが書いてある所(ターゲット passwd.time:)に,ある

print $$1, $$1":*:"$$3":"$$4":"$$5":"$$6":"$$7 }'

という部分を

print $$1, $$1":x:"$$3":"$$4":"$$5":"$$6":"$$7 }'

に変えればよい。ついでに,せっかくなので /var/yp/nicknames に

shadow shadow.byname

を追加。

そのNISサーバにぶら下がるLinuxホストでは /etc/nsswitch.conf の passwd: shadow: に nis を追加しておしまい。意外に楽に行けた。