(yatexj)Image completion


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数式記号イメージ補完
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  主に数式モードで使用される、矢印やΣなどの記号を擬似的に表現するキー入力
で、LaTeX コマンドを入力できます。これは野鳥自身の「数式モード」でのみ
動作します。野鳥はカーソルがTeXの数式環境の中にある時に`;'や、
`:'に特殊な機能を持たせます。

  さて、例えば、←(leftarrow)をASCII文字だけで表現する場合、一般的には
「<-」のようにしますが、これを利用して、数式記号イメージ入力モードで
`\leftarrow'を入力するには、`;'(セミコロン)を打ってから`<-'と入力しま
す。同様に、長い矢印←-(long-leftarrow) をASCII文字だけで表現する場合
「<--」とするので、`\longleftarrow'を入力するためには、`;<--'と入力し
ます。あるいは無限大記号をASCII文字だけで表現する時は「oo」のようにす
ることから、`\infty' を入力する時は、`;oo'とキー入力します。

  これらの操作をまとめると次のようになります。

     INPUT                   入力される LaTeX コマンド
     ; < -                   `\leftarrow'
     ; < - -                 `\longleftarrow'
     ; < - - >               `\longleftrightarrow'
     ; o                     `\circ'
     ; o o                   `\infty'



  いずれの場合も、イメージ入力を行っている途中で望みのものがバッファに
表示されたなら、そこでイメージ入力を止めて次の編集動作に移っても構いま
せん。

  数式環境中で`;'自身を入力するには`;;'のようにします。イメージ入力の
途中でTABを押すと、それまで入力した文字で始まるもの一覧が表示されます。
ここで目的の LaTeX コマンドまでカーソルを移動し再度TABを押すことでその
LaTeX コマンドがバッファに挿入されます。

  どのキー入力にどの記号が対応しているか全て知りたい時は、`;'を押した
直後にTABを押してください。以下の例は、`;<'と押した後にTABを押したもの
です。

     KEY             LaTeX sequence          sign
     <               \leq                    ≦
     <<              \ll                     《
     <-              \leftarrow              ←
     <=              \Leftarrow              <=

左から[入力キー]、[対応する LaTeX コマンド]、[(擬似)記号図示]、という
順でメニューが出て来るので、よく使うものを覚えておくと良いでしょう。も
のによってはASCII文字で表現することが困難なので、あまり覚えやすいキー
並びではないものがあるでしょうから、そのような場合は \maketitle 型補完
で入力するか、以下に述べる対応表の設定を行って単純なキー並びのものを設
定すると良いでしょう。

  入力キーと LaTeX コマンド、記号の対応表を個人的に設定したい場合は
Emacs-Lisp 変数 `YaTeX-math-sign-alist-private' に定義してください。そ
の内容とデフォルトのものを合わせたものが対応表として使用されます
(privateの方が優先される)。なお、この変数の構造については
`yatexmth.el' を参照してください。



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