RZ号復活への道

4.足回りの部


まずはフロント

 まずいのはフォーク。インナーチューブが曲がってしまっている。それからフェンダーは使い物にならないので購入済。ホイールやブレーキ周りは大丈夫そうだな。三つ又は逝っちゃってるだろう。まあ1ARのフォーク一式あるから大丈夫かー。
 1AR(赤シートRZR)のはフォークが黒いのだ。51Lはアルマイト。でも錆錆だしなあ。綺麗な黒フォークでビッと決めるか。
 インナーは51Lのは曲がっちゃったから交換。と思ったら1ARのはかすかに錆が出てるぞ。うーむ。・・・・まいっか。磨いて使おう。
 というわけで、トップブリッジ以外は買って来た1ARのを使うことに。でも、オイルが漏れたんだかみ図が入ったんだか、ストロークさせるとガシュガシュ嫌な音がするし、完全にヘロヘロになってるのでオーバーホールが必要。これはショップでやってもらった。

 フォークは天辺のふたを取ってオイルを抜き、ケツのネジを抜けばバラせるのだが、バイク屋のオヤジが作業しながら、
「YAMAHAのって、工場のラインで機械で組み立てる時にガチガチに締め込んであるのが多くてなかなか取れねぇんだよ。」と、言ってるそばからナメてしまった。(おいおい)。
 結局逆タップを切ってネジを抜いた。こりゃあ自分じゃちと出来ねえ芸当だわ。
 オーバーホールといっても、インナーを磨いて、シール類を新品に交換、新しいオイルを入れて組むだけの最低コース。

リヤは自分で

 リヤはなんとか自分でやってみるか。ってことで、まずはバラバラにしなければならない。それ以前に、汚ねーの何のって。10以上もの汚れがガチガチにこびり付いている。まあなんとか洗浄して分解。逆か。分解して洗浄
 ところがリンクが半端じゃなかった。元はメタルのブッシュが入っていたのだが、完全に焼き付いて癒着している。マイナスドライバーとプラハンで叩き出そうとするがついにお手上げ。バイク屋に駆け込む。
「あー、完全に焼き付いちゃってるね」 とオヤジ。結局私がやったのと同じようにマイナスドライバーを当て、私と違って力任せにプラハンで叩き出した。
 がーん、内側傷ついちゃったじゃねーかよー。いいのかよー。と思ってたが、オヤジは涼しい顔。まあペーパーで綺麗にバリ取っておけば大丈夫かーってんで撤収。
 新しいブッシュはメタルじゃなくてオイレス(低摩擦の樹脂製)だった。ふーんいろいろ改良されてるんだねえ。

 組み上げてみると、新品のよう。とまではいかない。鋳鉄製のリンクアームは磨いても肌が汚いので磨いても綺麗にならんのだ。Rサスユニットも外側を綺麗にしただけだし、でも純正サスはバラせないしね。このままで妥協。リンクが渋くなくなっただけでも随分違うじゃろ。
(なんでここまでケチ臭く金を節約しているかというと、既にGTSの内金を払ってしまっているからなのである)

結局ノーマルのRZR用フォークで直すことに. 上(銀)が曲がっちゃったヤツ. 下(黒)はジャンクやで購入. バイク屋でO/Hしてもらった.


スイングアームばらばら. 油と土砂の混合物でギトギト. 灯油やクリーナーで洗浄.


Rサスリンク部.


綺麗になったスイングアーム.


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